2018年3月15日

美術館（博物館）からのご依頼も承っています★東京都港区にて、展覧会図録、写真集、版画美術、ムック本、DVD、中国切手、初日カバーを買い付け

本日は「怪人　江戸川乱歩のコレクション」新潮社をご紹介したいと思います！

いつの時代にも根強いファンが存在し、読者を魅了する探偵怪奇もの作家の代表的な人物といえば江戸川乱歩がまず挙がるのではないでしょうか？
私も一時期、江戸川乱歩の世界にはハマってしまい代表的な作品は読破したつもりでおりますが、もっとたくさんの作品を読んでみたいと思っております。
探偵怪奇ものでは、黒岩涙香だとちょっと古めかしすぎ、戦後の作品になるとまた雰囲気が違ってまいります。
近代的なモダン味の中に、見世物小屋に出てくる因果娘が出てきそうなおどろおどろしい独特の雰囲気はたまりません！
↓この有名な肖像写真も帯に使用されております（笑）

本書はそんな乱歩のコレクションを掲載したムック本で、ご本人の素顔に触れられるような一冊！
作品のイメージを裏切ることなく、怪人だったんだなぁと思った次第です（笑）

生き人形作家のお宅に出向いて、その不気味な人形たちに囲まれる乱歩の姿はインパクト大です。
面白い素顔を持つ反面、ベレー帽やネクタイをコレクションし、そのほか装いにも殊のほか気を使っておられたそうです。
またカメラの趣味もあり、コダックのブローニーやライカなどを使用していたとか。
特異ななかにもモダン味があふれる作風は乱歩の人柄そのものだったんだぁと納得することができました。
久しぶりに乱歩の作品を読んでみようと思います。

ｂｙこばちゃん

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