2021年7月10日

猫づくしの一冊はいかがですか？🐈

いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。

先日は埼玉県さいたま市のお客様より古銭、懐中時計、パイプ、ジッポ、戦前戦中のアルバム、満州支那の資料、タミヤのプラモデルなどお譲りいただきました。ありがとうございます！

今日は久しぶりに気持ちの良い晴れの日ですね！
…暑さは厳しいですが…蒸し暑さと比べると幾分マシです。こういう日は外をお散歩したくなります！暑さで疲れたらちょっとカフェに立ち寄って一休みなんかしたりして…いいですよねー！(完全にカフェがメインな気がしますね)
特別じゃなくていいのですが、普段と少しだけ違う場所へ行ってみたりとかそういうことがしたい気分のスタッフです

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本日ご紹介する本はこちら！
『江戸猫　浮世絵猫づくし』
🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈
はい。
猫好きなので見過ごせなかったですね。

猫の浮世絵だけを集めた一冊です。
浮世絵の猫ってあくまで私の好みの問題ですが、ものによっては可愛いかといったら正直ちょっと微妙な部分もあります。それでも何となく愛らしく感じるので不思議です😳

【其のまま地口　猫飼好五十三疋　上中下】　歌川国芳

まずこちらは歌川国芳の作品です。国芳は猫好きとしても有名で、猫の浮世絵をたくさん描いているのですがその中でも傑作なのではないでしょうか！
其のまま地口　猫飼好五十三疋(そのままじぐち　みょうかいこうごじゅうさんぴき)
タイトルからなんとなくお分かりの方もいらっしゃると思いますが、東海道五十三次ですね。
そうなんです。地口というのは語呂合わせのことで、猫の生態を東海道五十三次の宿場名の語呂合わせで表した作品です。これは本当に猫好きじゃないと描けませんよね(笑)
本書には全ての解説も載っているのですが、ここではひとつだけにしておきましょう。
一枚目の一番上の右端、［日本橋］です。語呂合わせは［二本だし］。わら縄で縛ってあるかつお節を二本引っ張り出しています。そんな感じで全部で55パターンの猫を描いてます。

【眠り猫】　河鍋暁斎
こちらは河鍋暁斎の作品です。
圧倒的癒し。なんで、寝てる猫の顔ってこんなに可愛いんですかね！？
毛の一本一本がとても繊細に描かれていて、柔らかさと体温が伝わってくる気がします。

【猫の当て字　？？？】歌川国芳
再び登場。歌川国芳の作品です。
猫で字を描いている(当て字)のですが、それぞれなんて書いてあるかわかりますか？

………正解は！
上が【うなぎ】、下は【かつを】でしたー！
いやー、完成度高いし面白いですよね。国芳の作品は遊び心の詰まったものがとても多いと思います！猫への愛が溢れている感じです💕

【五拾三次之内猫之怪】　歌川芳藤
こちらは歌川芳藤の作品です。この作品は何かで見た記憶があって印象に残っているんですよね。
何匹もの猫が合わさって大きな猫の顔になっています。なかなか怖い顔をしていますよね。
なんと化け猫です。お岩さんで有名な鶴屋南北の歌舞伎【独道中五十三駅】に登場する化け猫だそうです。…そういう怪談の類で見た記憶があるのかもしれません。
ぱっと見は怖い化け猫の顔なのに一匹一匹は普通の猫なのが面白いですよね。自分が怖いと感じているものごとでもよく見れば大して怖くないのかもしれないと思えるような作品です。

様々な猫作品をみれてハッピーになる一冊でした🤭

くまねこ堂では古本だけでなく、ゲームやCD、古いおもちゃ、カード類、古道具、アクセサリーや万年筆など、幅広いジャンルの商品を見ることが出来ます！

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スタッフ一同心よりお待ちしております。

クウスケ

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買取品目・ジャンル	古銭、懐中時計、パイプ、ジッポ、戦前戦中のアルバム、満州支那の資料、タミヤのプラモデル
出張先・エリア	埼玉県さいたま市