7年前の春にこの世を去った孤高の天才 #プリンス #CROSSBEAT

先日世田谷区のお客様より、映画や音楽などサブカルチャーの本を大量にお譲りいただきました。
誠にありがとうございました!(画像はお譲りいただいた品のごく一部です)

その中に、私に多大な影響を与えたスターの名前を見つけました。

プリンスですshine.gif
今日は彼についてのブログを書きたいと思います。

※画像の本は
「CROSSBEAT Special Edition プリンス (シンコー・ミュージックMOOK)」と
「CROSSBEAT Presents プリンス・ファミリー大全 (シンコー・ミュージックMOOK)」です。
近々当店で出品予定です!

☆ ☆ ☆

本名プリンス・ロジャー・ネルソン。
2016年の春、彼は57歳という若さでこの世を去りました。

プリンスがどういうミュージシャンだったのか、彼の魅力を言葉で説明するのはなかなか難しいです。

セクシーで力強く、過剰なエロス全開で情熱的なパフォーマンス。
粘っこくて下品だけどどこか気品もあって高貴で、華奢で中性的だけど男臭さもムンムンに溢れていて。
ロックやポップやファンク、ジャズやソウルにラテンなど、音楽の垣根を軽々と飛び越え、ボーカルもギターも最高に素晴らしい天才であり、奇才。
奔放でむき出しなステージでの姿とは裏腹に、普段はシャイな秘密主義でインタビュー嫌いだったとも言われています。

私がプリンスの音楽に出会った最初のきっかけは、たしか10代のときにテレビで偶然目にした「musicology」のMVだったと思います。
開始5秒で身体が勝手に動いちゃうファンキーなビートと、お目目キラキラなプリンスのかっこよさ、MVのおしゃれな世界観に一気に引き込まれ、「なにこれ…!!」と目が釘付けになったことを覚えております。

そこからアルバム「musicology」を聴き始め、新しめな曲からだんだん過去の曲も遡って聴くようになりました。
ド変態なヌードのジャケットで有名な「Lovesexy」がプリンスのアルバムだったと知ったときは結構ショックを受けました。すごいとこに手を出しちゃったぞ自分…でももう引き返せない…!みたいな気持ちでした(笑)

プリンスはめちゃくちゃ多作な人だったので、私は全ての作品を網羅できているわけではありませんし、「プリンスの名曲はコレだ!」というのは簡単に選びにくいのですが、個人的に大好きで、プリンスを象徴する曲だなと思うのは「I Would Die 4 U」です。


SF感のある曲調というか、ビートも構成もシンプルなのにプリンスのボーカルがドラマティックで大好きです。間奏の呻き声はつい真似したくなります(笑)
この曲の、“君には絶対に理解できない何かだ”というフレーズが、私は好きです。
まさにプリンスの存在そのものという気がします。

また、「Controversy」という曲で彼は、
“自分は黒人なのか白人なのか?
ストレートなのかゲイなのか?”
“みんなは俺を淫らだという
俺の願いはみんなが裸になること
黒人白人関係なくなること
ルールがなくなること”
と歌っています。

現代より人種やジェンダーに対する固定観念とか差別意識が強かったであろう80年代に、メジャーレーベルでこういう曲をやっていたのがすごいと思うのです。

この人は男なのか女なのか?
どっちが好きなの?
などと論じたがる人はいつの時代にもいるでしょう。
自分の理解の範疇を超えた存在を恐れて「見たくもない」と切り捨てる人もいます。
プリンスが登場した当時も今も、彼に拒否反応を示す人はたくさんいるのだと思います。
実際、81年にローリングストーンズのライブの前座をやった時に、トレンチコートと黒ビキニ姿で現れた彼に観客は罵声とブーイングを浴びせ、ステージに物を投げ込んで演奏を妨害したそうです。
しかしどんなにアンチが騒ごうとも、自分のスタイルを曲げず徹底的に自分らしい生き方にこだわり戦い抜いたプリンス。
そういう彼の姿に大きな勇気をもらい励まされた人が、世界中にたくさんいるのではないかと思います。私もその中の一人です。
10代の頃、自分が気持ち悪くて嫌で嫌で仕方なかったのですが、プリンスをかっこいいと思える自分のセンスには強い自信を持てました。
周りにプリンス聴いてる高校生なんていなかったので、
みんなが知らないものを私は知っているぞ😏
という変な優越感も持てました(笑)

7年前、プリンスの訃報を聞いたときは、あまりに突然すぎて、ショックというよりは信じられない気持ちのほうが強かったです。
プリンスのライブを一度も生で見ることが出来なかったことが本当に悔やまれます。
(でももし見れたとしても、興奮して頭が真っ白になっちゃって何も記憶に残せなかったかもしれませんが…笑)

亡くなった当時もいろんな媒体で特集が組まれたりしていたとは思いますが、その時はあまりそういうのを読む気がしなかったので、今回7年経って初めてプリンスの追悼特集の雑誌に目を通しました。
いろんなミュージシャンのプリンスへの追悼コメントだったり、初めて知るエピソード(マイケル・ジャクソンとプリンスが卓球対決をしたことがあるとか!笑)もいっぱい知ることが出来てとても面白かったです。
改めてプリンスの偉大さを知ることになったし、もっといろんな文献を読んでみたくなりました。

この世から去ってもなお、強烈な光を放ち続ける孤高の天才プリンス。
プリンス未体験の方は是非一度、あらゆる先入観を捨て去って、彼の世界に触れてみて欲しいなと思います。
新しい扉が開かれるかも……!!


にわかファンの駄文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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