「特別展 本阿弥光悦の大宇宙」のご紹介

本日もくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は『特別展 本阿弥光悦の大宇宙』をご紹介しようと思います。

「始めようか、天才観測。」…明日が僕らを呼んだって返事もろくにしなさそうなパンフですが、見えないものを見ようとする点ではそうなのかも知れません(?)

本展は東京国立博物館にて2024年1月16日~3月10日の会期で開催予定です。

本阿弥光悦は刀剣の鑑定を生業としていましたが、一般的には寛永の三筆として書の達人というイメージを持たれている方が多いのではないかと思います。

実際は書だけでなく陶芸・漆芸・茶道などに深く携わり文化の先端を切り拓いてきた人物でした。

今回の展示ではその優れた作品群を生み出した造形感覚・美意識を、本阿弥光悦の法華宗への信仰心と結び付けて紐解きます。

数々の重要文化財や国宝が一堂に会する展覧会ですが、特に楽しみな展示が画像最下部の「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」です。

これは俵屋宗達が銀泥と金泥で鶴を描き、本阿弥光悦が藤原公任「三十六人撰」の和歌を書いた巻物です。

この鶴をよく見ていただけると分かるのですが、1つの画面に異なる時間軸の鶴が連続して描かれているように見えます。

この表現は発想としては最古のアニメーション表現だとも言われています。

そして書の方は見事な散らし書きです。

散らし書きとは字の太さや行の頭などを敢えて変える表現を指します。

料紙と合わせて文章よりも絵として鑑賞できる美しさがありますよね…好きなんですよこれ…。

 

本展にお越しの際は公式HPをご確認ください。

公式HP: https://koetsu2024.jp/

公式X(Twitter): @koetsu2024

 

 

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

トリ

 

 

 

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