実りの秋に未知なるおいしさをー細川亜衣「果実」ご紹介ー
近所のお宅の庭に柿がなっていました。実りの秋です。お腹がすきました。
今日はそんな食欲の季節にぴったりの本を紹介します。
細川亜衣「果実」(リトルモア・2019年)です。
おいしそうですねえ。帯の美しさに見とれました。この本では、果実やナッツを用いたレシピが紹介されています。
柿の料理もありました。
「柿とごま豆腐の揚げ物」(108-109頁)
柿とごま豆腐を別々に薄い衣で揚げるようです。最後に「青山椒を挽く」とあります。確かに山椒はこの揚げ物に合いそうです。自分では思いつかなかったです。こういう発見があるのは、レシピ本の面白さですね。
レシピのコメントに以下のようにあります。
「果物は、衣をつけて揚げることで、食べた時にとろりとした触感が楽しめる。柿の場合は生で食べた時にほどよい柔らかさのものを。他にバナナ、マンゴー、桃なども揚げると新たなおいしさを発見できる。」(109頁)
柿は不思議な果物だと思います。はじめのかたい時と熟れてやわらかくなった時では、別の食べ物であるかのようです。
紹介されていたレシピは揚げ物ですが、加熱によってもまた別の風味になるのですね。食べてみたいです。
そして、バナナやマンゴー、桃といった果物についても、揚げると発見があると著者は述べていました。桃などは揚げる想像がつかなかったです。自分の中だけで作っていると料理も同じようなものばかりになってしまいますが、自分の知らない世界を料理本は教えてくれます。
果物は生で、デザートやおやつとして食べることが自分は多いのですが、この本ではメインやサラダにどどんと果実が使われているレシピが紹介されています。
「いちごのリゾット」「赤なすとブルーベリーのマリネ」「牛肉とマンゴーの焼トマトだれ」「きんかんと不知火の蒸しずし」…。
柿以外にも、果物について新たなおいしさを知ることができそうです。これらを作って食べるのは、自分にとっては味覚の冒険です。
フルーツがおいしい秋です。皆さまもこの本で、果実の未知なるおいしさを体験してみてはいかがでしょうか。
本日は、細川亜衣「果実」をご紹介しました。
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。いろいろなご提案ができるかもしれません。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!スタッフ一同心よりお待ちしております!
コトー
お問合わせ・買取のご依頼
お問合わせ・ご相談は無料です。お気軽にお問合せ下さい。