猫の語りに耳を傾けてー絵本「猫のヤーコプ」のご紹介ー

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お返し年賀状を書きたいなあと思いつつ、書けていない今日この頃です。去年そのようにして書けなかった相手から今年も年賀状をもらいましたので、お返事を書きたいとは思うのですが、もう新年となって大分経ってしまいました。またこうしてあっという間に一年が過ぎてしまうのでしょうか。
皆さまいかがお過ごしですか。

今年はうさぎ年ですが、自分は猫党なので、今日は猫が出てくる絵本をご紹介したいと思います。
「猫のヤーコプ」(トーマス・ヘルトナー作、スヴェン・ハルトマン絵、CBSソニー出版発行)。

猫 絵本

ふんぞり返った猫!偉そうでかわいいです。

本文の中も絵がたくさんです。きゃわいいです。

猫 絵本

猫 絵本

この本は猫のヤーコプの一人称の語りで進みます。彼が人間と共に暮らす中で感じることや、人間を観察して思うことなどが書かれています。

ヤーコプ視点で語られることで、人間は相対化されます。
例えば、彼は自分の尻尾を追いかけて遊んだら飼い主がそれを笑ったので、飼い主が見ていないところでしかやらないと言います。その時以下のようなことを思っているそうです。
  …あいつはぼくのことをゲラゲラ笑うからだ。
  ほんとは、そういう自分のほうがずっとこっけいに見えるのに。(16頁)
こんなふうに飼い猫に思われているのかと思うと、ちょっとどきっとします。
加えて、ヤーコプは飼い主について以下のようにも語っています。
  あいつの目玉ときたらてっぺんにくっついてて、
  しかも美しくない代物だ。
  あいつがぼくに目を向けると、ぼくは何気なく目をそらして、
  あいつの耳を見るようにする。
  でもそんなこと、あいつはぜんぜん気がつかないのだ。(16頁)
私たちはいつも猫を見ているけれど、猫にも見られているのでしょう。猫に見返されることにより、人間は自分を反省しなければならなくなります。

個人的な話ですが、祖母の家には猫がいました。隙間に無理に入って出れなくなって鳴いていたりするような、おてんばであったように私は彼女を思っていましたが、彼女から見た私はどのようであったのだろうとたまに思います。東京に出て祖母の近くにはいない自分が彼女を撫でながら、「おばあちゃんをよろしくね」と言った時には、仕方がないなあという表情をして彼女は返事をしました。返事をした!と思って驚いて、ねえねえ、とまた声をかけても、ずっとそっぽを向いたままでした。自分が人間を理解していることをほんの一瞬だけ示し、あとはそんな素振りは見せないのでした。
猫は賢くて、自分よりもずっと悟っているのではないかと思う瞬間はあるものです。どこかで聞いた話では、猫は人間の前に世界を統べていた者であったとのこと。疲れたので人間にその役目を渡したそうです。だから猫は人間を見ると微笑むらしい。

猫は身近だけど、深遠な動物な気がします。
今日ご紹介した絵本「猫のヤーコプ」でも、それに気付けるかもしれません。かわいらしさにふふふとなりながら、ちょっと猫について、人間について、考えてみるのもいいかもしれませんね。

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本日もお読みくださりありがとうございました。

コトー


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