「日本全国タイル遊覧 吉田真紀/書肆侃侃房 (2022/10/10)」のご紹介

江東区は雨です。たまには良いですね。

読書が捗ります。わたしは全く静なところより少しノイズがあるところで本を読むのが好きなのですが、雨音こそベストオブ環境音、アンビエントですね。

さて本日も最近入荷した素敵な本を紹介します。

「日本全国タイル遊覧 吉田真紀/書肆侃侃房 (2022/10/10)」


著者の吉田真紀さんが全国を旅する中で見つけたとっておきのタイルが紹介されています。

ちなみに本書が発刊された2022年は、「タイル名称統一100周年記念の年」だそうです。

タイル偏愛歴18年の吉田氏が激選した名品たちを見てみましょう。

【旅館岩本楼ローマ風呂(神奈川県鎌倉市)】

こちらは登録有形文化財です。1930年に竣工され、何と当時のままだそう。

タイルと聞いて初めに浮かんだのが浴槽のタイルでありますが、こちらはまた別格ですね。うつとり。

一面、どこもタイルで何だか別世界です。天井のステンドグラス、アーチのタイルと柱、馬蹄形の浴槽、、、ローマ風呂たる所以です。

こちらの旅館は現在も宿泊して入浴出来るようです。

【京都駅前地下街ポルタ】

こちらは2009年の地下街リニューアルと共に、アーティストの石井春さんが制作したパブリックアートです。アズレージョというポルトガルで生産されたタイル9050枚を使って手掛けられたそう。

美しい藍色とグラデーションのデザインのタイルが地下に透明感を生んでいますね。

一枚一枚に個性があり芸術品のようですが、それらを結集させたとき、新鮮で圧倒的な美があってすごいです。面白すぎる・・・

最後は本書装丁でもある、【原鶴温泉 泰泉閣(福岡県)】

民芸タイルが敷き詰められた壁です。

まる、さんかく、しかく多種多様なタイルが可愛い。なんだか懐かしい気持ちになるのは私だけでしょうか。温もりがあります。

大きさが違うタイルも敷き詰めると新しい表情を見せてくれます。

こちらは小石原焼のようです。吉田氏はタイルの特徴を探し、聞き込みをして作家にたどり着いており流石タイル愛好家と感心いたしました。

いかがでしたでしょうか。

全国の美しいタイルの写真はもちろん、吉田氏のコラムがロマン感じられて素敵です。

「日本全国タイル遊覧 吉田真紀/書肆侃侃房 (2022/10/10)」出品中でございます♪

我々もタイル逍遥の初夏にしたいと思います!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

★★★

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