昭和50年代の「探偵小説」への偏見 /千葉県習志野市で、ハンター×ハンター、ワンピース全巻セットなどお譲り頂きました。


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明日は関東でも雪が降るんですって??
くまきちは明日入間のほうまで向かうのですが、大丈夫かしら・・(・_・):ase1:

今日はこちらの本をご紹介いたします。


 

子供の頃、少年探偵団ものなど子供向けミステリーのシリーズを
夢中で読みふけっていた自分にとっては、この表紙を見るだけで懐かしくて
ワクワクしてしまいます(*´∀`)
ページを開くと、昔のジュヴナイルの表紙の書影がたくさん並んでいて、
それを眺めているだけで楽しいです。

ちなみに編者の森英俊さんとは以前お会いする機会があったのですが、
まるでイギリス紳士のように知的で素敵なかたでございました(^^)

ところで私の場合は、母が「こういう本、面白いわよ(^^)」といって
ジュニアミステリを勧めてくれたので何も問題はなかったのですが、
どうやら当時は父兄の間に「探偵小説に対する偏見」があったようです。
児童文学作家・翻訳家の内田庶さんが、本書に寄せた寄稿の中で
こんなことを書かれています。

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「探偵小説」への偏見  内田庶

昭和55年(1980年)のことだから、三十年以上前になる。
私はある政令指定都市の図書館の依頼を受けて、
市内の家庭、地域文庫を運営、利用している母親100人に
「十代の読書を考える」(全5回)の三回目、「SFと推理小説の世界」の講師を務めた。

(中略)

その日、私が企画し、自身も一冊翻訳したイギリスの幼年向きミステリー、
エニード・ブライトンの「五人と一ぴきたんてい団」(実業之日本社)などを例にとりながら、
英米では小さな子どもの時から探偵小説に親しんでいることを
熱っぽく話したことを覚えている。
日本でも、坂口安吾などの文学者は、犯人探しのゲームに使うなどして、
知的エンターテイメントと看做されている実例も話した。

活字離れをさせない唯一の道は、読書を型にはめず、子どもの多様な好奇心を
押さえ込まないこと、教育目的にしないことなどの持論を述べ、乱読をすすめた。
そして、ミステリーは、読書の楽しみを知らせる絶好の読物であると強調した。

それに対して多くの母親が質問をしてきたので、私は出来る限り、懇切に答えたが、
隔靴掻痒の感がつきまとった。そして最後の質問が、止めをさした。
小学校五年の男の子が、江戸川乱歩に熱中して困っている。
それをやめさす方法がないかといってきたのである。

それより五年ほど前、自宅でも同じような目にあっている。
「シャーロック・ホームズの事件簿」の「吸血鬼」を読んでから、
子どもが夜うなされるようになった。
探偵小説のようなものは、出さないでくれという執拗な電話であった。
タイトルはおどろおどろしているが、そのようなものではない、
自身も読まれてみてはといっても、聞く耳はなかった。

(抜粋)
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私がもし小さい頃、ジュニア・ミステリをはじめとするジュヴナイルを読むのを
止められてしまっていたら、早くから読書の楽しさに目覚めることはできなかったでしょうし、
何よりあんなにワクワクしたことを禁じられたらと思うとゾッとします:kaomoji3:
そのくらい面白かったんです、ジュヴナイル!
というわけで、買い取りも大歓迎ですよーー!!


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