古物商の符牒をご紹介! /東京都新宿区、調布市、千葉県千葉市若葉区、松戸市で、実用書、ビジネス書、料理本、レシピ本、資格、経済、社会科学、政治、美術書、ダイエット本、選書、白洲正子、中国の書、初版本、文学書、全集、洋酒、銀、ネクタイピンなどお譲り頂きました。

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入ってきた本に、目をパチクリ。

 


「符牒六千語 芸者からスリまで」昭和30年発行/平野威馬雄著/近代社

「刑事、作家等は勿論、家庭の主婦も覚えていると大変便利です」
と書いてありますが、
家庭の主婦にいつ役立つというんだろう・・・(∥-_-)
そして何となく可愛い男女の絵も、不思議な雰囲気をかもしだしているわ・・・

まえがきより。
「日本の隠語も、性質上、幾多の変遷、改廃がおこなわれ、十年前のものすら、
 今日では、死語となっているというような例が少なくありません。
 たとえば、わずか十五年位以前には、婦女子のことを、ナオスケとか、オナとか、
 ナゴとかいっていましたが、今日では、一段と簡素化して直接的になり、
 『スケ』の二字をもって扱っているというようなことです。」

「スケ」なら今でも一応通じると思いますが、ナオスケとかオナとかナゴとかは初耳でした。
昭和30年の本ですから、昭和15年くらいまでは使われていたということですね。

おなじくまえがきから。
「戦後の新しい符牒も手広く収め、さらに、闇屋仲間の隠語から、市場、古物商、
 各種商人間の符牒も調べられるだけ調べて収めました。」

おっ、古物商だって!!∑(゚∀゚)
さっそく「古物商の符牒」のページを見てみよう!

 

くまきちに聞いてみたところ、道具の市場では、
「百貫(ひゃっかん)」、「千枚」、「十貫メ」という符牒は
今でも競りで普通に使われているそうです。
(古本の市場では使われないみたい)

ちなみに「百貫」は現在では3500円・35000円・35万円などを表し
(ようするに「35」の数字を表しています)、
単位は開始の値段がいくらから始まるかによって違ってくるそうです。
「千枚」は1250円・12500円・12万5000円など、
「十貫」は1650円・16500円・16万5000円などとして、
競りで使われるわけですね。

この表には載っていませんが、「四十貫」「四百貫(しひゃっかん」という符牒も
今でも普通に使われるそうです。

その他、市場用語としてこんな言葉が載っています。

この中で、今でも使うのは、
「 「歩」「やど・会主」「白っぽいもの」「まくり」くらいかなあ・・・(´ω`)??」
とのことでした。

最初のまえがきにもありましたように、符牒も時代とともに変化するようですが、
今でも連綿と使われ続けているものもあり、面白いですね:roll:

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昨日くまきちは東京都新宿区、調布市、千葉県千葉市若葉区で出張買取りでした。
うち一件は、出版社の編集部様からのご依頼で、
良本を多数お譲り頂きました、どうもありがとうございました!
またぜひどうぞよろしくお願いいたします!

そして今日は千葉県松戸市で、
実用書、ビジネス書、料理本、レシピ本、資格、経済、社会科学、政治、美術書、
ダイエット本、選書、白洲正子、中国の書、初版本、文学書、全集、洋酒、銀、
ネクタイピンなどお譲り頂きました。
どうもありがとうございました!


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