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急に無性にミステリーが読みたくなり、4冊続けて読みました。

   

「模倣の殺意」中町信/創元推理文庫
「奇談蒐集家」太田忠司/創元推理文庫
「光媒の花」道尾秀介/集英社文庫
「中庭の出来事」恩田陸/新潮文庫

どれを読もうか吟味して選んだ甲斐あって、どれも面白かったです♪
でも恩田陸さんの「中庭の出来事」は、数分読んで、
以前も読んだことあるのに気がつきました、
ワタシどんどん読んでどんどん忘れちゃうのよね(*´∀`)ハハハハハ
なのでしばらく間をあければ、初めてのように楽しめておトクです(笑)
この「中庭の出来事」も、内容はおぼろげにしかおぼえてなかったので、
もう一度しっかりと楽しめました。
物語に出てくる三者三様の女優たちのモノローグが面白いのよね~。

「奇談蒐集家」も楽しかったなあ。
”自ら体験した不可思議な話、求む。高額報酬進呈。ただし審査あり”
そんな不思議な新聞広告に誘われて、様々な客が”奇談蒐集家”を名乗る男に
怪奇と謎に満ちた不思議な体験談を披露するのですが、
”奇談蒐集家”の美貌の助手が、その謎をことごとく解決してしまう・・・
という安楽椅子探偵ものの連作短編集です。
バッサバッサと謎を解決してしまう助手の名探偵ぶりも小気味よいですし、
小説全体を彩る雰囲気もちょっと不思議な映画のような感じで、印象的でした。

それから「模倣の殺意」。
40年前に発表されたミステリーで、今再評価・再ブレイクしているということで、
大変興味深く読みました。
そんな背景もあり、なかなか面白かったです。
派手さはないけれど、真面目で堅実な本格推理といった印象でした。
この本で使われている叙述トリックは、
この本以降に同類のトリックが他の日本の作家さんたちの作品にも用いられているそうなので、
同じようなトリックを読んだことのあるかたは最初からピンときてしまうのかもしれませんが、
私は読んでいなかったので、まっさらの状態で驚くことが出来ました。
なんにしても40年前にこれが発表されたということは、評価されるべきことと思います。


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