リベンジ人間国宝(勝手に)

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先日の買取りでは焼き物を色々とお譲りいただきました、
一部ご紹介いたします。

 

井上萬二(人間国宝) 白磁堀文 珈琲碗 共箱入

 

 

  

中里隆 絵唐津蛤向付 共箱入

 

 

 

安藤日出武 志野銘々皿 

———————————————————

一番最初の、井上萬二さん(1929年~)について少しご紹介します。
 

(前略)
技術だけではなく、感性の大切さをしきりに説く井上の作陶には、
海外での体験も大きく関与している。
柿右衛門窯での修業ののち、佐賀県の窯業試験場で技師として勤務していた折、
機会を得てアメリカのペンシルベニア州立大学で約半年間の指導を行っている。
Oldを重んじる日本人の感覚に対し、Newのセンスに敏感なアメリカの感覚は
刺激的であったという。

感性を養うという点においては、たとえば日本国内で個展をする折には、
必ずその土地の神社仏閣を訪れる日をつくり、そこにある美を見出すことに
しているという。旅をして「開眼」することで、美の意識のもち方は変わってくる。
井上の話からは、作陶における「修練を積み重ねていく実直さ」と
「新しいことを吸収する柔軟性」のどちらも欠けてはいけないことを
あらためて教えられる。
(「日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展」図録より抜粋)

 

1929年生まれですから、現在御年85歳。
この御年齢で、新しい感性を敏感に吸収する柔軟性を持ち続けるのは、
とてもすごいことですよね。
でもそれも、長年に渡るたゆまぬ修練に基づいているからこそ
実を結ぶことでしょうから・・
人間として、見習いたいなあと思います:oops:

 

・・ものすごーく余談ですが、ワタクシ、
ほんの2年前まで井上萬二というお名前を知らず、

「今日の買い取りで入った井上萬二を~~(-ω-)」

と話すくまきち(夫)に対して、

「井上まんじゅう? おいしいの?ヾ(☆ゝз・)ノ」

と訊いた人間でございます、でも今回は一発でわかったYO!
いやーワタシも骨董屋さんの妻として
(ちっとは)成長したなー (=ω=∥)


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