明治時代のスリにはポリシーがあったらしい /東京都中央区麹町と三鷹市と埼玉県で、専門書、学術書、実用書、戦記、芸者の写真集、DVD、CD、ゲームソフト(PSP、PS2、プレステ)、記念メダル、切手、古い腕時計、鉄道模型などお譲り頂きました。

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昨日もご紹介した、宮本常一著の
イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む (平凡社ライブラリーoffシリーズ)
から、面白かったところをもう1ヶ所ご紹介いたします。

 

向井潤吉という画家がいますが、この人は京都の人で、
子どもの頃旅をしたいと思って家出をするのです。
名古屋あたりまで歩いた頃、男と仲良くなるのですが、男は相手が子どもなので気を許して
「実は俺はスリなのだ」と話すのです。
その時、向井さんは五円のお金を持っていたのですが、それをとられたらたいへんだと、
すごく気になり始めるのです。
すると、スリが「途端に様子が変わったから、お前は金を持っているな。
俺だってお前の金をとろうとは思わない。それでも心配なら、
マッチ箱に札をたたんで入れて枕元へ置いておきなさい。それはスリでもとらないから」
と教えてくれるのです。そのとおりにして明くる日起きてみるとちゃんとあるのです。
とにかく浜松あたりまで行って親に連れ戻されて京都に帰るのですが、
スリの世界にもそういうものがあって、不用心に放り出しているものはとらない。
ふところや、たもとの物を気付かれないようにとるのがスリの得意とするところなのですね。
そういうものが日本の社会道徳として存在していて、例えばお盆の上においてあるものは
とらないというようなことが、泥棒の世界にもあったわけです。

 

ほおお~~8O
もちろんスリや泥棒なんだから悪いことには違いありませんが、
そんな世界にも当時は独特のポリシー(?)があったのですね。
(明治の終わり、もしくは大正のはじめ頃のお話だと思います)
あくまでふところや、たもとの物を狙う・・
彼らに職人(?)としてのある種の誇りがあったことを感じさせる、面白いエピソードです。
子どもだった向井潤吉氏にマッチ箱のアドバイスをしてあげるあたりも、
何とも微笑ましいですね。
今ではとても考えられない・・昔はおおらかだったんだなあ、
それに比べて現代はなんと殺伐としていることか・・。

 

今日もくまきちは外を走り回ってました! :track::ase1::ase1:
まずは東京都中央区へ出張買取りに行き、
そのあと商用で神田の市場と江東区へ。
それから次のお宅まで移動しがてら、
途中でお知り合いの骨董屋さんの所に顔を出し、三鷹市のお宅へ。
さらにそのあと、埼玉県で出張買取り。
今日もご苦労様でしたァァァァァ!! (;;≧Д≦ノノ゙☆ ゼエ・・ゼエ・・(∥〇ω〇)。。○

今日は専門書、学術書、実用書、戦記、芸者の写真集、DVD、CD、
ゲームソフト(PSP、PS2、プレステ)、記念メダル、切手、古い腕時計、鉄道模型など
お譲り頂きました。どうもありがとうございました。

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