買取事例
「道化の方舟」山田風太郎/東都書房/昭和38年初版発行
「道化の方舟」山田風太郎/東都書房/昭和38年初版発行
山田風太郎の初版です。
ナカムラマンガシリーズ / 謝花凡太郎
謝花凡太郎(しゃか ぼんたろう)/1891(明治19)年~1963(昭和38)年
この「まんが海底王」という本は、昭和25年/中村書店発行です。
残念ながら状態はボロボロですが・・・
「噫医幣」煙雨楼主人(長尾折三)/吐鳳堂
「噫医幣」煙雨楼主人(長尾折三)/吐鳳堂
著者の長尾折三(ながお・せつぞう/1866-1936)は、
・医文学出版人。高松藩医、長尾篤斎(とくさい)の長男。
・名は折三、号を藻城
タイトルになっている「医幣」とは、
「医の弊風・悪習」を表した言葉のようでございます
要は、当時の医学界のあり方を「甚だしい!」と嘆き、糾弾している内容なわけです。
パラパラとめくってみますと、・・おや、なかなかすごいことが色々と書かれています
山口瞳の同人誌「尖塔」
「尖塔」創刊号、昭和21年発行。
山口瞳が鎌倉アカデミアという学校に通っていた時、学生の頃の同人誌のようですね。
おおーーー貴重!
エドガー・アラン・ポー 「アッシャア家の○○」
これちょっと面白いですね。
昭和35年11版発行/角川文庫/佐々木直次郎訳
カバーはエドガー・アラン・ポーの「アッシャア家の惨劇」ですが
中身は「アッシャア家の崩壊」になっています!
最初「アッシャア家の崩壊」というタイトルで出版されたのが
後に「アッシャア家の惨劇」というタイトルに変更された、
そのちょうど過渡期だったのでしょうね。
ちなみに、このように外側にカバー+内側にパラフィン・帯になっているものを
「厚着」と呼びます(上の「アッシャア家」はパラフィンがありませんが)。
昔のパラフィンスタイルから、現在のカバースタイルになる過渡期に出版された物に、
こういった「厚着」の本が見られるようです。
浮世絵
明治24年発行、作者は楊洲周延(ようしゅうちかのぶ 1838~1912年)。
雪の降りしきる隅田川で、あでやかなお姉さん達がご挨拶中(?)。
保存状態が良かったらしく、色も鮮やかで紙もキレイです。
「立見少将豪胆之図」
明治28年発行、作者は水野年方(みずのとしかた 1866~1908年)。
水野年方は、月岡芳年に師事。
自らの弟子としては鏑木清方などを輩出したそうです。
「琴棋書画図」
女性達が碁や音楽や書画を楽しんでおります。
明治22年発行、作者は水野年方(みずのとしかた 1866~1908年)。
ちなみに”琴棋書画(きんきしょが)”というのは、
古来中国で知識階級のたしなみとされてきたんだそうです。
「飛べ!孫悟空(テレビランド・ワンパック 25)」徳間書店/昭和53年初版発行
「飛べ!孫悟空(テレビランド・ワンパック 25)」徳間書店/昭和53年初版発行
ドリフターズは未だに大人気なんですね!
こちらの本もプレミアが付いているそうですよ。
「虚無への供物」初版帯付美本
「虚無への供物」 塔晶夫(中井英夫)/講談社
昭和39年初版帯付!
「小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、夢野久作『ドグラ・マグラ 』とともに、
日本探偵小説史上の三大奇書と並び称される。(ウィキペディアより)」
古い推理小説・ミステリー文庫
この時代のこういった本は、
「異装」と呼ばれるものがけっこうあるんですって。
異装とは、例えば初版と重版とで表紙のカバーのデザインが違ったりすることをいうのですが、
3版だけデザインが違うとか6版だけデザインが違うとかそういうことすらあるそうで、
コレクターにとってはぜひとも集めたくなる商品なわけです。
実際この頃のカバーのデザインはモダンで洒落た物が多く、
いわゆる「ジャケ買い」がしたくなっちゃう気持ちもわかりますね。
「月光仮面」第一集~第七集/昭和33~34年発行
「月光仮面」第一集~第七集/昭和33~34年発行
川内康範・作/井上球二、村山一夫・画/鈴木出版株式会社
今還暦ぐらいの方達が一番ツボでしょうか(^^)
「月光仮面」は昭和33~34年にテレビ放映された、
日本初のフィルム製作による国産連続テレビ映画だそうでございます。
「三丁目の夕日」の時代ですね。
当時の人気はすごかったようで、子供たちにとっては正に、国民的ヒーローだったのですね。