買取事例
墨田区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせ
くまねこ堂から
【墨田区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせです】
期間:2023年9月15日(金)まで受付します。
墨田区在住の方で、本のご処分にお困りの方、ご検討ください。
墨田区であれば、出張買取に伺うと共に、ご不要となりました書籍を無料で回収いたします。回収は、百科事典・文学全集も大丈夫です。
回収日時の指定は基本的にお受けしておりません。
その他、事前に確認したいことがございますので、以下の当店フリーダイヤルにご連絡の上、ご相談くださいませ。
ご連絡はこちらへ【0120-54-4892】
以上お知らせです。ご連絡をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
コトー
原武史『日本政治思想史』(放送大学教育振興会、2017年)を紹介します
いつもくまねこ堂ブログをご覧くださりありがとうございます。
9月になりましたが、残暑どころか酷暑真っ最中で、しかも台風が接近しているようです。しばらくすれば、もう少し穏やかな気候になるのでしょうが、それまでは散歩コースを考えるとしましょう。
そこで、散歩の友となる本を紹介したいと思います。
原武史『日本政治思想史』(放送大学教育振興会、2017年)です。著者の原氏は、鉄道に関する該博な知識をもとに、空間と時間の両視点から新鮮な議論を提供することで知られています(知られています、と書きましたが、これは建築と政治との関連を研究しているある歴史学者の方からうかがった話です)。
本書には「戦後の『ソ連』化」と題して、東京都の鉄道と団地の配置を戦後の政党政治史に結びつけた刺激的なパートがあります。このパートを読んで、なぜ、日本の左派革新政党が1960,70年代に活発な活動を展開していたのか、高度成長期に整備された鉄道や公営住宅といったインフラと日本の左翼運動との関係、とはいかなるものだったのか。その上で、1960,70年代当時の条件は、現在にも残っているか、それとも逆転してしまっているのか、こういうことを考えずに現代日本の政治が語れるのか?と問いが次々に浮かんできました。
そういうことを考えつつ、西武新宿線やJR中央線の沿線を歩いてみろ、という散歩のススメを、私は原武史『日本政治思想史』から受け取りました。踏切に気をつけつつ、散歩するのが目標です(実際、考え事をしていることかなり危険な箇所があります)。
小野坂
台東区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせ
くまねこ堂から
【台東区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせです】
期間:2023年9月15日(金)まで受付します。
台東区在住の方で、本のご処分にお困りの方、ご検討ください。
台東区であれば、出張買取に伺うと共に、ご不要となりました書籍を無料で回収いたします。回収は、百科事典・文学全集も大丈夫です。
回収日時の指定は基本的にお受けしておりません。
その他、事前に確認したいことがございますので、以下の当店フリーダイヤルにご連絡の上、ご相談くださいませ。
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コトー
荒川区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせ
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【荒川区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせです】
期間:2023年9月15日(金)まで受付します。
荒川区在住の方で、本のご処分にお困りの方、ご検討ください。
荒川区であれば、出張買取に伺うと共に、ご不要となりました書籍を無料で回収いたします。回収は、百科事典・文学全集も大丈夫です。
回収日時の指定は基本的にお受けしておりません。
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コトー
F・K・カウル『アウシュヴィッツの医師たち――ナチズムと医学』日野秀逸訳(三省堂、1993年、原著1976年)が入荷しました
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
くまねこ堂では様々な分野の書籍、骨董を取り扱っています。お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。今回はそのような買取品の中から、医学に関する書籍を紹介します。その前に、やや一般的な話から入っていきたいと思います。
医学に限らず、「科学」や「学問」と聞くと、世間の素人から切り離された専門家の耳慣れない解説が思い浮かぶ方も多いと思われます。良くも悪くも専門家の役割は、限られた範囲での厳密さを突き詰めることにあります。とはいえ、私が見聞きした限りでいえば、宗教家が天上の楽園に生きているのではなく、地上の社会で布教している以上、社会の現実を知るよう努めているように、科学の専門家も、自身の専門性を磨くとともに、現実の社会と向き合うべく努力しています。
他方で、科学をめぐる政治、という形で、専門家の世界と権力の世界とが急接近することもしばしばです。先述のように専門家の特徴が限られた範囲での厳密さだとするなら、政治はそうした専門領域を巻き込んで権力基盤を形成していきます。専門家が自覚的に、社会に開かれた学問を目指して政府との関わりを強める場合はもちろん、専門性にこだわった(否定的に表現すれば、閉じこもった)真面目な努力が、途方もない政治的暴力に加担していた事例も歴史にはあります。
そのような科学と政治権力の問題については、次の在庫がございます。
F・K・カウル『アウシュヴィッツの医師たち――ナチズムと医学』日野秀逸訳(三省堂、1993年、原著1976年)です。副題の通り「ナチズムと医学」の密接な関わり、すなわちナチス・ドイツ下のユダヤ人虐殺における医師たちの責任を問うた著作です。このこととの関連で、以前にナチス・ドイツの「健康運動」を扱った書籍を紹介しました。下記URLからご覧ください。
※ロバート・N・プロクター『健康帝国ナチス』宮崎尊訳(草思社文庫、2015年)が入荷しました~「無責任な純粋さ」と「死への欲望」(くまねこ堂古書ブログ、2023年3月12日)
https://www.kumanekodou.com/32769/
ところで、第二次世界大戦(1939-1945年)において、1945年5月に降伏したドイツは、英米仏ソ四国による分割占領統治の対象となりました。この分割占領のハイライトは、それぞれの国が自国の占領を正当化するために、競って公衆衛生の再建に取り組むことになったことです。第二次世界大戦の勝者の側にも、医学と政治のきわどい関係性を含んだ歴史があります(※)。
※Jessica Reinisch, The Peril of Peace: The Public Health Crisis in Occupied
Germany (Oxford: Oxford University Press, 2013), pp. 295-297.
一見古い歴史に思えることが単なる過去ではなく、現在の地点から振り返るべき重大な出来事となって私たちに接近してくることがあります。その過去からの接近を見逃すことなく直視していく努力が今日いっそう求められています。
小野坂
「永遠の都 ローマ展」のご紹介 #ローマ展 #東京都美術館
本日もくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は東京都美術館で行われる『永遠の都 ローマ展』(2023.9.16~12.10)をご紹介いたします。
この度の展示はローマに建つカピトリーノ美術館のコレクションを中心に、建国から近代までの作品を通してローマの文化と芸術を紹介するものです。
カピトリーノ美術館は聖地とされるカピトリーノの丘に建つ美術館です。
この地は、かつては神殿が立ち並び、16世紀にはミケランジェロ設計の広場が整えられるなどローマを象徴する場所の1つと言えるでしょう。
1471年に当時の教皇シクストゥス4世が4点の彫刻を寄贈したところからこの美術館の歴史はスタートし、その後も彫刻や絵画・古代の遺物などが集められ今日では世界でも指折りのコレクションを誇る美術館となりました。
そのコレクションを堪能できる貴重な機会が本展です。
私が気になっている展示をいくつかご紹介しようと思います。
《カピトリーノの牝狼》(複製)
ロムルスとレムスの双子に乳を与える狼の彫像です。
神の子である双子の兄ロムルスは王政ローマの建国者として知られています。
この像はローマ市庁舎に収蔵されており、神話の世界から地続きで存在する都市であるローマの魅力が色濃く表れた作品です。
《コンスタンティヌス帝の巨像》
本展では一部を原寸大で複製し展示するようです。
古代の権力者はデカい墓を建てさせたりデカい像を彫らせたり…何と言いますか、「力 is パワー」という単純さから生まれた作品が私は結構好きだったりします。
複製ではありますが、ヨーロッパの彫刻の魅力である重厚さを存分に味わえる作品であると思います。
イッポリート・カッフィ《フォロ・ロマーノ》
「フォロ・ロマーノ」は古代ローマ時代の遺跡を指します。
この作品は存じ上げなかったのですが、美しい場所なんだなという雰囲気が伝わってきました。
構図の重厚さや影の落ち方に洋画の良さが発揮されており、これは直に見たいと思いましたね。
本展にお越しの際は開室日等を公式HPでご確認の上お越しくださいませ。
公式HP: https://roma2023-24.jp/
公式X(Twitter): @roma2023_24
くまねこ堂では古書骨董はもちろん美術品、図録、楽譜、CD・DVD、ゲーム、おもちゃ、切手、古銭、万年筆など様々なジャンルの品物を同時に査定することができます。
ご整理にお困りのお客様は是非一度お電話やLINE、メールにてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフ一同ご依頼を心よりお待ちしております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
トリ
江戸川区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせ
くまねこ堂から
【江戸川区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせです】
期間:2023年9月15日(金)まで受付します。
江戸川区在住の方で、本のご処分にお困りの方、ご検討ください。
江戸川区であれば、出張買取に伺うと共に、ご不要となりました書籍を無料で回収いたします。回収は、百科事典・文学全集も大丈夫です。
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コトー
江東区出張買取+古本無料回収サービス(9月15日まで)のお知らせ
くまねこ堂から
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コトー
新宿区にて昭和の映画パンフをお譲りいただきました
先日は東京都新宿区へ出張買取に伺いました。
骨董ブログの方もお読みいただけると嬉しいです。
東京都新宿区へ出張買取に伺いました(2023年,くまねこ堂ブログ)
こちらのお宅には解体前に骨董品の査定をして欲しいとのことでお呼びいただきました。骨董の他にも古書関係ですと、昭和の映画パンフレット・漫画・学習参考書などをお譲りいただきましたのでそちらをご紹介させていただきます。
その前に・・・
くまねこ堂では大手の買取業者様を呼んでいただいた後からでも、出張買取に伺います!
普通の買取業者様ですと対応できない、他の業者様が残していかれたお品物の査定も、様々なジャンルにお値段のご提案が可能な当店ですと、対応できる可能性がございます。
今回につきましても骨董の他に、思いもかけない物に値段がついて驚かれていらっしゃいました。一度買取業者様をお呼びになった後でも、どうぞお気軽にお電話、LINEなどでご相談ください!
「わんぱく王子の大蛇退治」は東映の色彩長篇漫画、今でいうところのアニメ映画でしょうか。またメインどころはやはり東宝の特撮ものです。円谷英二、本多猪四郎作品ですね。見開きにはにはマルサンの広告などもありました。
このような当時物のパンフレットの他には、キングコミックス、ヒットコミックス、虫コミックスなどの昭和の漫画もお譲りいただきました。
様々なお品物をお譲りいただきありがとうございました!
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。いろいろなご提案ができるかもしれません。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!スタッフ一同心よりお待ちしております!
オノ
アフロ・ディズニー/菊地成孔・大谷能生(文藝春秋)
こんにちは 皆さま いかがお過ごしでしょうか。
昨日電車で風船を3つ掲げている人を見ました テーマパークらしいものではなく普通の原色の風船です。見たと言っても車窓に反射して写っているものを眺めていただけなので、それは映像のように思いました。最寄り駅のアナウンスで現実に引き戻されて 降りるとき私を押しのけるようにして横切る人がいました。その人はカレーを小さいポリ袋にいれて頭の上にのせていました。カレーがタプタプとしているのを見て風船男が確かにいたのだと実感が湧いてきました。
さて 暑いですが、今日も入荷した本を紹介します。
「アフロ・ディズニー/菊地成孔・大谷能生(文藝春秋)」です。
菊地と大谷がうけもっていた慶應義塾大学での講義の講義録です。今はもうやっていないようですが、当時は慶應だけでなく東京大学や国立音楽大学でも講義があったようです。
敢えてタイトルに内容を謳わなかったので、前書きだけ読んで先に進もうか判断するタイプの方にサーヴィスするが、この本は映画の講義録でも、オタク論の講義録でも、黒人音楽の講義録でもない(「オタク=黒人」というみたては一瞬出てくる)。だったら帯にでも書いておけよという話なのだが、この本が情報として紹介される場合、「視聴覚の分断/再統合という現象と発達学を結びつけ、20世紀を俯瞰する。という構えで行われた、軽狂の人文(疑似)科学講義」という事にでも成るかも知れない。(本文より)
どういった講義であったのか、菊地の前書を引用すると「視聴覚の分断/再統合という現象と発達学を結びつけ、20世紀を俯瞰する。という構えで行われた、軽狂の人文(疑似)科学講義」ということのようです。
初めて彼の文章を読む方はドキ、とされたかもしれませんが菊地氏はちょっときな臭いというか、かなり魅力的な言葉遣いをします。本章も口語体で成っているので、とても読みやすいと思います。
こちらは前半号で、9回分が収められています。
大学の1講義をまるまる紹介することはかないませんので 今回は第九回の「夢と輪郭線」を少し見てみます。
まず 視聴覚について器官的な偏差について触れています。「目は瞼を閉ざすことで視覚情報が遮断できるが、耳はそのようなパーツがないので常に何か音が入ってくる状態にある」、また、見ることについては、「基本的に何かに反射された光を見ており、光源自体を直接見ているわけではない(しかるに夜が来るたびにそれは定期的に見えなくなってしまう)」、聴くことについては、「耳が聴いているのは対象物の振動/運動そのものであり、また、それは睡眠中も途切れることなくわれわれの認識に反応を求めている」と、視覚と聴覚に質や想像力の違いがあることを説明しています。
そして、夢とは・・
「夢」とは、おそらく、このようなそもそも完全にはシンクロしていない視覚と聴覚のマリアージュ以前の状態を思い出すための時間であり、起きている時は視聴覚が統合された状態で保存されている「記憶」を、再びズレと揺らぎの世界にリリースすることで、その意味の連なりに修正を加える作業であり・・(本文より中略)
このように 夢とは感覚を再調律し、認識を変化させようとする試みである といいます。
「夢自体が視覚的作曲行為である。なので、夢にはBGMもOSTもない。2つの作曲を同時にできないのである。」(本文より)
こうした菊地の仮説は、現在あるまどろみや白昼夢を表現する音楽の特性から逆説的に説得力をもつようになるのですが、この部分についてはまた次の機会にします。
わたしは毎朝アラームの音で起きますが、その直後 夢世界が遠のいてゆく感覚がもどかしいです。思い出そうとしてもすぐ手の届かないところへいき現実味が失われてしまうのは 我々が夢とこちらの世界とで異なるダイヤルに再調律を繰り返しているから 仕方ないことなのだと思いました。
u_uノ zZZ
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。 ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。いろいろなご提案ができるかもしれません。 お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!スタッフ一同心よりお待ちしております!
星