買取事例

ロバート・N・プロクター『がんをつくる社会』平澤正夫訳(共同通信社、2000年)が入荷しました~レーガン大統領は「新種の発がん物質」だった!?

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 先日来、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ(9・11)が発端となったアフガニスタン紛争、あるいはアメリカの戦争の歴史といったテーマに関する書籍を紹介してきました。それらの中で最近アップしたものは、中村哲『医者、用水路を拓く――アフガンの大地から世界の虚構に挑む』(石風社、2007年)を取り上げました。あわせて、スタッフブログ/新着情報の過去の投稿をご覧くださればと存じます(https://www.kumanekodou.com/category/topics/)。

 今回は、9・11について、国際政治の構図やアフガニスタンの現地事情といった点からではなく、やや意外な面から考えていきたいと思います。9・11については、テロによってアメリカ人の日常が奪われた事件、という形でアメリカ人が受けた被害を思い浮かべることが多いのではないでしょうか。とはいうものの、奪われた「日常」とは、そもそもどんなものだったのでしょうか。

 むろん、テロの被害は軽視すべきではないし、その対処に奮闘した消防士の方々は称賛されるべきに違いありません。しかし、9・11のテロ以前のアメリカ人の暮らしが、平穏で安心安全であったと一片の曇りなく断言できるでしょうか。

 そのように問うきっかけは、最近入荷した次の本に接したことにあります。

『がんをつくる社会』

 上掲の画像は、ロバート・N・プロクター『がんをつくる社会』平澤正夫訳(共同通信社、2000年、原書1995年)です。本書第4章は、「レーガン政権の役割」となっています。この章は「ロナルド・レーガンこそ八〇年代のもっとも強力な新種の発がん物質であったのかもしれない」と結ばれています(173頁)。ガンという病気を生み出すアメリカの社会構造に目を向けているプロクターが、レー「ガン」政権の役割を問題視しているというのは、面白いジョークです(原書は英語なのでカンケイない)。

 つまり、アメリカ政府が「テロとの戦い」で守ろうとしたアメリカ人の日常とは、ガンと隣り合わせのものであったのではないか、ということが、プロクターによって示唆されているわけです。発がん性物質の蔓延は、アメリカの大量生産・大量消費に基づく社会・経済の仕組みと不可分です。当然、アメリカ経済と密接な関係を持っている日本人の暮らしも、そうした構造の一部です(※)。もっとも、日本の場合は、アメリカ経済との関係で悪影響を受けることもありますが、一方で恩恵を受けているのも事実です。

(※)ガンと大量生産・大量消費社会の関係性は、「癌」という(商)品の山による病を意味する漢字によって示されている、というのは…ギャグです。

 けれども、アメリカや日本での大量生産・大量消費を成り立たせるために経済的な負担を背負っている人々が世界中に存在することも忘れてはなりません。テロ組織が国際的な存在である一因には、国際経済の仕組みをめぐる共通の課題(もっといえば、恨み)があるからだ、とも考えられます。この問題が私たちの生活の一部であることを抜きに、国際的なテロ行為の原因を探ることはできないでしょう。

 プロクターが述べるところによると、アメリカ人の暮らしは、テロの危険と同様、あるいはそれ以上にアメリカ人自らが生み出した発がん性物質の危険にさらされていたような気がしてきます。さらに、そうした暮らしを維持することでアメリカは、世界中から想像を絶する恨みを買っていたという点も無視できません。プロクターは元々、ナチス・ドイツの人種差別や戦争における科学の在り方を専門的に研究してきた著者です。おそらくは、アメリカの生活様式と武力行使との結びつきも彼の視野に入っていたはずです。なお、繰り返しになりますが、日本人の暮らしもその構造の一部だということを強調しておきます。

 そう考えると、主として軍事的な意味合いで「テロとの戦い」に突き進んでいったアメリカ政府や、それに加担した日本政府は、テロの原因を深く理解しようとしなかっただけでなく、自国民の安全についてもあまり関心を持っていなかったかもしれません。こうした視点も、日本が抱える問題を含んだ形での、アフガニスタン紛争20年の検証にあたって必要なのではないでしょうか。

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リピーターのお客様より、チベット仏教、哲学、思想など大量買取!

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本日はリピーターのお客様より再度ご依頼をいただき、ご実家の本のご整理にお伺いさせていただきました。チベット仏教、哲学、思想、言語学、カント、ヘーゲル、メルロ=ポンティ、講談社学術文庫、ちくま学芸文庫、岩波文庫他、多数の学術書、専門書などをお譲りいただきました。誠にありがとうございます!

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IMG_24431000冊以上の大量入荷です。折りたたみコンテナとダンボールで20箱以上!整理を進めるのに気合が入ります。くまねこ堂ではハイエースに大量の折りたたみコンテナをご用意しております。大量処分をご予定の場合などもお気軽にご相談下さいませ。

 

 

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こちらは本日買取させていただいたお品物になります。大乗仏教の代表的な経典の2つ、華厳経と法華経の「口語全訳 華厳経」「梵漢和対照 現代語訳 法華経」の2冊が入荷いたしました。とても重厚な作りですね。共に難解な原典から読みやすい口語訳や現代語訳に訳された仏教の教えを学ぶ最良の書とのことで、この2冊から華厳経や法華経を学ばれていかれる方も多いのでしょうか。

 

 

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こちらは南アジアの7か国の歴史と現在を捉えた定番事典「南アジアを知る事典」です。本書はインド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン、モルディヴの7か国を理解するための総合辞典とのこと。7か国の歴史、地理、社会、政治、経済、文化、風習、宗教などがまとめられており、新訂増補版では1990年代以降の大変動もフォローされているそうです。例えば「あいさつ」という言葉を引いてみますと、この地域のヒンドゥー教徒でもっとも使われているあいさつはナマステー。ナマステーとはナマス=礼拝、テー=あなたを意味し、「あたなに礼拝する」という丁寧な言い回しのものなのだそうです。ナマステーというあいさつは私も知っておりましたが、こうして少しでも意味が理解できると身近に感じることができますね。

 

 

くまねこ堂では古本、CD/DVDなどのご整理はもちろん、古道具や骨董品、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取を行っております。ご処分をお考えの際はお気軽にご相談下さいませ。

 

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56さん

 

 

 


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中村哲『医者、用水路を拓く――アフガンの大地から世界の虚構に挑む』(石風社、2007年)が入荷しました

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 2001年は、アメリカ同時多発テロに端を発するアフガニスタン紛争から20年というだけではありません。周知の通り、8月末には米軍のアフガニスタン撤退、そして9月8日のタリバン暫定政権の成立という、この紛争自体の帰趨を決する劇的な展開を迎えました。

 こうしたニュースを受け、アフガニスタン紛争、あるいはアメリカの戦争の歴史といったテーマに関する書籍をくまねこ堂ブログでも紹介してきました。それらで紹介しましたナンシー・スノー『情報戦争――9・11以降のアメリカにおけるプロパガンダ』福間良明訳(岩波書店、2004年)、ジョン・ダワー『容赦なき戦争――太平洋戦争における人種差別』猿谷要監修、斎藤元一訳(平凡社ライブラリー、2001年)につきましては、スタッフブログ/新着情報の過去の投稿をご覧ください(https://www.kumanekodou.com/category/topics/)。

 今回は最近入荷しました、アフガニスタンで医療活動、井戸掘りなどの水源確保活動に従事してこられた中村哲さんの著書を紹介します。中村さんが日本とアフガニスタンの関係について考える上で欠かすことのできない方であることは、いうまでもありません。アフガニスタンで2019年に発生した中村さん殺害事件は衝撃をもって迎えられました。この事件をセンセーショナルな出来事の一つとして終わらせずに、私たちが自分なりにアフガニスタン紛争について、あるいは国際援助について考えるためにも、中村さんの著作を紐解いていく必要があるのではないでしょうか。

中村哲

 上掲の2冊は、現在出品中のものです。ピースウォーク京都編『中村哲さん講演録――平和の井戸を掘る アフガニスタンからの報告』(ピースウォーク京都、2002年)、中村哲『医者、用水路を拓く――アフガンの大地から世界の虚構に挑む』(石風社、2007年)になります。

 中村さんの現地からの報告は、アフガニスタン紛争を考えるにあたって、ありきたりな国際関係のパワーゲームや、宗教勢力の非合理さをあげつらうようなことからは離れた視点にふれる絶好の機会になっていると思われます。そこで、『医者、用水路を拓く』の「まえがき」から、印象的な部分を引用してみます。

 「飢餓と渇水を前に医療人は余りに無力で、辛い思いをする。清潔な飲料水と十分な農業生産があれば、病の多くは防ぎ得るものであった。私たちは『百の診療所よりも一本の用水路』を合言葉に、体当たりで実事業に邁進してきた。」

 医療の大前提となるはずの公衆衛生のインフラに問題を抱えている地での医療活動、というのは日本で漫然と暮らしていると想像もつかないことです。そうした問題があることを知っていても、どこか他人事のように思ってしまっています。けれども、翻って日本について思いをめぐらすとどうでしょうか。「清潔な飲料水と十分な農業生産」は一朝一夕には達成され得ないものであり、その恩恵を受ける環境があるならば、それらの形成・維持に尽力してきた人々が当然存在します。そうした技術、知識の蓄積を国際援助の場でどのように活かせるか、この点を考えることが日本の安全保障政策なのではないでしょうか。

 中村さんはアフガニスタンでの水源確保活動の経験をもとに、同じく「まえがき」で次のようにも述べておられます。

 「この四年間(2003-2007)は洪水、土石流、集中豪雨、地すべりなど、あらゆる自然災害との戦いに明け暮れた。自然はヒトの都合を待ってはくれないので、こちらがそれに適合して動かねばならなかった。……平和とは決して人間同士だけの問題ではなく、自然とのかかわり方に深く依拠していることは確かである。」

 平和や国際安全保障について考える際に、私たちは人間と自然との関係性にどれだけ気を配ってきたでしょうか。安全保障は軍事の論理、治水はダム建設、環境問題は二酸化炭素の排出の話、などと当然のように切り分け、しかも切り分けた中で特定の問題に目を奪われてきたのではないでしょうか。ちなみに、中村さんの活動と偶然一致するがごとく近年マルクス主義思想が復権してきたのも、上記のような思考の切り分けを批判する形で、マルクス思想研究者が人間と自然との関係性を問うことを中心的な課題にしているからです。経済システムの問題を人間と自然との関係性をもとに論じる回路を開いていたマルクスによる探究の内容が、近年のマルクス思想研究で明らかにされています。このような仕方で、人間と自然との関係性をもとに、そこから広がる世界について考えていかなければならない状況が、あらゆる分野に生じているのだと思われます。

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小野坂


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優しい言葉で心をリフレッシュさせましょう🌼

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いつの間にやら9月も半月過ぎてしまいました。なんだか日々に追われているような感覚でちょっと心に余裕がない気がします。…そんな疲れた心を癒す一冊をご紹介です🌼

『いつもこころが喜んでいるかな?』(荒井 茂雄 著)

帯に書かれた文章からも優しさが伝わってきますね。
早速、いくつかご紹介させていただきます。
構えるから構えられる
確かに、相手から警戒されたらこっちも警戒してしまいますよね。
それと似たようなもので相手から好かれたいならまず相手の事を好きになるとか、相手の事を知りたいなら自己開示をするとかありますよね。感覚としてはものすごくよくわかるのになかなかうまく実践できていないなと思います…仲良くなりたいと思っているのに心をあまり開けていなかったりします。ですが、改めて文字で見ると刺激を受けて意識する気になれますね。
先入観は正しい観方を妨げる
本当にこの先入観というのは厄介ですよね。例えば何か肩書のある偉い方という先入観があれば、その人の言う事はきっとなにかすごいことで正しい事なんだと思ってしまう。それが無意識に起きてしまうんですよね。
私も結構な場面で先入観に誘導されまくってしまっている気がするので本当に気を付けなければいけませんね。

言葉は自分を隠す為に有るのではありません 自分を生かす為に有るのです
言葉って己を偽ったり、ましてや人を傷つけるためではないですよね。
言葉の使い方って難しいですが、少なくとも優しい言葉を使うように心がけたいですね。みんなが優しい言葉を使えば心が丸くなって穏やかに過ごせそうだなと思います。

人生に戻る道はないが活かす道はある
誰しも大なり小なり後悔はあるとは思います。勿論私も過去に戻ることができたならやり直したいことが沢山あります(笑)
でもそれはできません。なので前向きにとらえるしかないのですよね。これも一つの経験、これを今後の人生に役立てるつもりで。やっぱり成功より失敗から学べることの方が多いですからね。たくさん失敗してきた過去の自分がいるから今の自分がいるわけですし。進むしかないのです。

毎日が自己を創る
本当にその通りだと思います。日々の食事が体を作っていくのと同じように、日常の経験、過ごし方で心と自分というものが創られていくのだなと。
毎日を大切に生きたいと思っていても気づいたらなんとなく毎日過ごしてしまったりと大切にできていなかったりします。限られた時間の中でいかに充実した日々を送れるか、物事の考え方次第で大きく変化する気がします。

たまに読み返して、忘れないようにしていきたいですね。
個人的にこういう教えのような言葉たちは大好きです。読むだけで自分の存在が肯定される心地よさがあって、疲れている心にはよりグッと刺さります。
そして荒井さんの文章はすごく優しくて、こわばった心がほぐれていくようなそんな気持ちになりました。優しい言葉に触れることってとても大切だなと思いました😊

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ジョン・ダワー『容赦なき戦争――太平洋戦争における人種差別』猿谷要監修、斎藤元一訳(平凡社ライブラリー、2001年)と9・11から20年の現在

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 アフガニスタンからの米軍撤退に伴い、国際テロ組織アルカイダの動向などが、2001年のアメリカ同時多発テロ事件、すなわち9・11から20年後の今日にあって相次いで報道されています。たとえば、経済記事で定評のあるブルームバーグ社は「アルカイダがアフガンで復活へ、1~2年で米テロ攻撃可能に-米高官」(2021年9月15日)(https://bit.ly/3nvdcPT)と報じました。ここでは、アメリカ政府内では新たな紛争についての議論が始まっていることが、米国防情報局(DIA)や中央情報局(CIA)の高官の証言をもとに取り上げられています。

 とはいえ、過去20年間にわたるアフガニスタン紛争についてこそ、可能な限りの総括が求められるはずです。アメリカに対する新たなテロを防ぎたいのであれば、事の発端やこれまでの来し方につき再検討することが欠かせないはずです。

 そうしたアフガニスタン紛争の再検討を進める上で、2001年から2021年の20年間という、直接関係する時期だけ取り扱っても不十分であることが、歴史学の見地から指摘されることがあります。

 以前ご紹介しました、ナンシー・スノー『情報戦争――9・11以降のアメリカにおけるプロパガンダ』福間良明訳(岩波書店、2004年)が問題にしたのは、「理性・説明・歴史的な文脈をほとんど伴わない空疎なスローガン」が「対テロ戦争」を求める好戦的な世論の形成に用いられたことでした(※)。軍事行動として実際に暴力を用いる局面で、理性や歴史的事実などを無視した空疎な言葉が飛び交うのは、本当に恐ろしいことです。こうした問題は何も2001年以降のアフガニスタン紛争に限ったことではなく、過去の戦争でも生じています。

(※)ナンシー・スノー『情報戦争――9・11以降のアメリカにおけるプロパガンダ』福間良明訳(岩波書店、2004年)~9・11から20年(くまねこ堂古書ブログ、2021年9月14日)
https://www.kumanekodou.com/27656/

 最近、くまねこ堂に入荷した本に、上記の点について考える際にまず参考にすべき定番の一冊がありました。

ダワー『容赦なき戦争』

 ジョン・ダワー『容赦なき戦争――太平洋戦争における人種差別』猿谷要監修、斎藤元一訳(平凡社ライブラリー、2001年、原書1986年)です。本書は、副題に反映されたように、太平洋戦争を戦った日米双方の側が犯した、人種差別に起因する認識の歪みから軍事作戦において事実を軽視していった歴史を扱っています。事実に基づいて作戦を立案し実行しなければならないはずの軍事の分野で、どのように事実が軽視されていったのかを、ダワーは具体的に検証しています。日米間の戦争について私たちは、ややもすると圧倒的物量差によって勝敗が分かれたという見方にとらわれがちです。しかしながら、日本史の視点からみていくならば、日本軍および政府がそのような物量差をもたらした地政学的、あるいは経済的現実をあえて無視するかのような作戦を積み重ねていったことも、先の戦争の教訓としなければならないでしょう。

 他方で、日本に勝利したアメリカは、戦中の日本人に対する優越感を維持したまま、連合国を事実上代表して日本を占領管理することになります。ダワーは、アメリカ人が現実の日本人にふれることで、これまで有していた日本人に対する差別的な認識が緩和された、という一点のみでアメリカの日本占領の「成功」を論じるようなことはしません。むしろ日本人への蔑視が裏を返せばアメリカ人の施すべき温情の前提とされたような、微妙な歴史的展開にダワーは分け入っていきます。この過程で差別的な認識が温存、助長されたことについての指摘は、本書の見どころの一つといえます。

 このような微妙な展開を孕みつつ、振り返ってみると成功といわれるのが、アメリカの日本占領ではあります。しかしながら、ダワーが明らかにした人種差別と戦争の歴史をもとに考えると、アメリカの日本占領を簡単に「成功体験」とみなしてよいのか、大変ためらわれるところです。

 そこで次のような疑問が生まれます。もしアメリカが、アフガニスタンをかつての日本になぞらえて、アフガニスタンに武力介入したのであれば、その決定者の責任は相当重いのではないでしょうか? 時期も場所も異なる「成功体験」を現在の政策に持ち込み、正確な判断を下すというのは、そうたやすいことでありません。率直にいえば、そんな曲芸は不可能だと考えています。こういう点が、アフガニスタン紛争を検証する糸口になるはずです。このことは、日本史を含む形でアフガニスタン紛争を問い直す視点であり、日本に生きる私たちにとって意外にも重要な認識なのではないかと思います。

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江戸時代の医学の世界🏥

こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただきありがとうございます。

ここ数日は雨が止み、また暖かさが戻ってきました。肌寒かったり暑くなったり、衣替えをどうしようか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。急な天候の変化は、体調を崩しやすいですから、気を付けていきたいですね。

先日は千葉県八千代市のリピーター様より心理、仏教、実用書、学術書などをお譲りいただきました。ありがとうございました。

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本日はこちらの書籍を紹介させていただきます。

「医は仁術」 国立科学博物館で行われた展覧会の図録です。
インパクトのある表紙に魅かれて中を見てみますと、


急に臓器の絵が並んでおられました!!!ですが、これを見ただけですと、申し訳ありませんがどれがどの臓器なのかわかりかねるものもあります…。このころの日本では、まだリアルな絵柄で医学書を作った方がいらっしゃらなかったのでしょうね。江戸時代中期~末期辺りに、日本での西洋医学が広まったように思われます。

こちらは様々な道具の写真です。人体模型も、やっぱり現代見るものよりは正確性が劣りますが、それでも伝来してきたのは室町時代あそうですので、そう考えるとスゴイですよね。こちらは経絡人形といいますが、伝来してきた当時は銅製だったため、銅人形とも呼ばれるそうですよ。

また、わたしは、担ぎ箱付きの薬箱もきになりました。現代では、病人は直接病院へ行くか、または救急車や自家用車などで運ばれるのが一般的ですが、江戸時代では、医者が病人のところへ往診して治療にあたるというのが一般的だったそうで、その場で病人の症状に合わせた薬箱の調合を行うためにはたくさんの薬を持ち運ばなくてはならなかったようです。とても重そうで、きっと大変だったんだろうな、と思います😟ですが、仕事とはいえこれができるのは本当に凄いですよね。

こちらは薬の広告の看板だそうですよ。鬼の看板は、腹痛には熊の肝が効く、というのを、鬼に金棒で表したそうです。薬屋の看板は販売促進のために様々な形の看板が作られたそうです。今でいうと、薬局の前に置いてあるカエルの人形みたいな感じなのでしょうか。わたしは調べるまで知らなかったのですが、ケロちゃんコロちゃんという名前だそうですね🐸 しかし、鬼の看板ってちょっとおっかない感じがしませんか…?これは販売促進になったのでしょうか🤔

こちらも様々な人形です。産科人形と胎児模型は、明治初期の頃に、産婆さんの教育のためにつくられた人形だそうです、明治の時点でしっかりそういった教育が行われてきたのですね👶🏻西洋では17世紀ごろからこういった人形が教育に用いられていたそうですが、日本では幕末辺りから見世物として精巧な人形はおもしろがられたようです。確かに、日本ではこういった人形はあまり普及していなかったでしょうから、とてもめずらしいものだったのでしょうね😮

さて、余談ですが、わたしには江戸時代の医者で、尊敬する人物がおります。

その方は、緒方洪庵という方で、是非皆様にも緒方洪庵を知っていただきたいなと思います。
天然痘治療に貢献し、日本の近代医学の祖ともいわれます。緒方洪庵についてわかりやすく書かれている司馬遼太郎の「洪庵のたいまつ」という作品があります。(こちらで全文読むことが出来ます。→ http://www.midorii-clinic.jp/img/20100212_03.pdf )短いですのでご興味のある方は是非ご覧ください!

 

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金木犀の香りが漂う季節になってまいりましたね🍂

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金木犀の香りが漂う季節になってまいりましたね🍂
香りや音の変化で季節の移り変わりを感じるのは、何気ない日常にちょっとした刺激を与えてくれます。
旅行などになかなか行けない今、都会にある自然に目を向けてみるのも面白いかもしれません。
意外と今まで気づかなかった新たな発見があるかもしれません。

『日本のいきもの図鑑 都会編』
自分たちの生活の中にどんな動植物がいるのかってそんなに気にしたことなかったのですが、言われてみたら気になりませんか?
普段目にしているはずなのに全然名前を知らなかったり、そもそも存在に気付いていなかったりします…😅
早速、今時期の動植物をみてみようと思います。
ヒガンバナは綺麗なので好きです。お彼岸の時期、だいたい今時期が咲く頃合いですかね。通勤途中の公園で咲いてるのをみかけます。
最近は暗くなると草むらからリンリンと音がしますね。
正体はこのシバスズなのでしょうか?秋の虫の音って夏より可愛らしい感じがします。そして安らぐ気がします。
ススキは代表格ですよね。秋といえばススキ、お月見。🎑
お団子食べたいですね🍡
ススキによく似たオギという種類もあるようで、自分が今までススキだと思っていたものがオギだったかもしれない疑惑が浮上しました。
ヨモギも見掛けること多いですよね。秋に花が咲くというのは知らなかったのですが。
昔、幼稚園で自分たちでヨモギを獲ってお団子にして食べた記憶があります。独特の味が今でもそんなに得意ではないのですが、その時に食べたお団子はなんか美味しかったような気がします。それきっかけかよくわかりませんが道に生えてるヨモギはなんか気になっちゃうんですよね…(笑)
ちょっと今時期とは違うのですが可愛かったので。ルリビタキという鳥なのですがヒトをあまりおそれないそうなので機会があればぜひ観察してみたいものです。冬に平地の林に行けば出会えるのかもしれない…
あとこちらも季節とは関係ないのですが、ハト。毎日見掛けます。
色の違いを勝手に雄雌だと思っていたのですが、種類が違ったのですね。どっちもよく見掛けますね。今度からはちょっと違いを意識してみてみたいと思います。

ほとんど知っているような馴染みのあるものの一部しかご紹介出来ませんでしたが、都会にもまだまだいろんな種類の動植物がいますので調べてみるのも楽しいかもしれません。
知ると少し見え方も変わりますし日常がより楽しくなりそうです😊

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ナンシー・スノー『情報戦争――9・11以降のアメリカにおけるプロパガンダ』福間良明訳(岩波書店、2004年)~9・11から20年

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 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から、今年で20年が経過しました。アメリカ政府および(日本を含む)同盟国はこのテロ事件をきっかけとして、同テロを実行した組織が潜んでいるとされたアフガニスタンに武力行使やそれを支援する派兵に乗り出しました。このアフガニスタン紛争は、今年8月末に米軍が撤退するという一応の結末を迎えましたが、この急転に伴う様々な困難や悲劇が報じられています。

 アフガニスタン紛争がなぜ始まったのか、そして現在アフガニスタンでは何が起きているのか、という点が、紛争勃発から20年目にして問われています。それのみならず、20年間何をしてきたのか(してこなかったのか)という長期の視点で考えるならば、アメリカ軍および同盟軍の責任のみならず、それを送り出した各国の世論のあり方も問われることになるでしょう。

 そこで、最近入荷した興味深い本を紹介します。

ナンシー・スノー『情報戦争』

ナンシー・スノー『情報戦争――9・11以降のアメリカにおけるプロパガンダ』福間良明訳(岩波書店、2004年)です。著者のナンシー・スノーは米国文化情報局(USIA)や国務省で広報政策に従事していた経歴を有する国際関係論、コミュニケーション論の専門家です。他方、訳者の福間良明氏(現・立命館大学教授)は、日本のメディア史を牽引してきた研究者の一人です。福間氏の解説によれば、「本書で一貫して問題とされているのは、〔主としてアメリカ〕世論を『対テロ戦争』に導こうとするさまざまな動向である」とスノーの意図が端的に示されています。そこで具体的に問題とされているのが「理性・説明・歴史的な文脈をほとんど伴わない空疎なスローガン」なのです。

 「空疎」だというのは、「テロとの戦い」や「民主主義」といった言葉が敵味方を峻別するために用いられ、とりわけ「敵」に対して極度の単純化を推し進めていく事態を指しているのでしょう。いったん、そのような「空疎なスローガン」で世論の不安をあおり、複雑な現実をないがしろにして「敵」を憎悪するようになると、歪んだ認識を拡大再生産していくことになります。しかも、事実を軽視しているがゆえに、歪んだ認識を軌道修正することは、その端緒をつかむことすら困難になります。何より事実に基づいて考えるべきなのが軍事・安全保障ではありますが、この分野こそスノーのいう「空疎なスローガン」が入り込みやすいことも、残念ながら歴史が教えるところです。

 あわせて、昨今の情報技術の急速な発展が、これまでも存在した「空疎なスローガン」をますます速く、広く普及させてしまうことでしょう。そこで失われるのが、「モノを考える」という人間の条件の根幹、それもAI(人工知能)に対して人間の存在意義を示すことができる分野の能力だという警鐘が、各方面から発せられています。その中でも注目に値するのが、「マルクス主義ヒューマニズム」を提唱するポール・メイソン氏の近著です。

Paul Mason, Clear Bright Future▲Paul Mason, Clear Bright Future: A Radical Defence of the Human Being, Penguin Random House UK, 2019.

 軍事・安全保障は「空疎なスローガン」が入り込みやすいといいました。これは、AIをめぐる議論でも同様だという感触があります。これに加えて、軍事とAIとの結びつきが年々増していることを思うと、「空疎なスローガン」とどのように戦うべきか、批判と称して「空疎」さを裏返しただけの別の「空疎」になってはいないか、と自問する日々です。

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ひと目見て既視感があった!👽🌠スペース・コロニー🏠🏢🌳

夏の終りであり、秋の始まりでもある、ここ最近の気候、、、
ものすごく心地良い~~~~~日が度々あり、
ハイキングに行きたくなりますね。

くまねこ堂にはハヤカワやサンリオ、創元推理文庫、
昭和30~40年代頃の学研シリーズ等を中心としたSF作品が度々やって参りますが、
今回はそんな「宇宙の世界への憧れ」を掻き立てるような書籍が入荷しましたので、
ご紹介いたします。

SF 宇宙開発 スペースコロニー 資料書籍

「Colonies in Space」T. A. Heppenheimer 著

ちょっとリゾートのような雰囲気を漂わせるスペース・コロニーが、
まるで宇宙旅行へ誘うような表紙ですね☺

また、この表紙を見て「華氏451度」など、数々の名著を残したレイ・ブラッドベリが
序文を執筆していることを知ったので、およよっ👀✨!と本を開いてみたのでした。

日頃は出川イングリッシュな英語が苦手なスタッフが翻訳を駆使し、
この序文を読んでみたのですが(間違えていたら申し訳ございません)、

H・G・ウェルズの「宇宙戦争」についても触れながら、
天文学分野での火星への移住計画・実現にむけての回析内容や事柄等が書かれていました。🌎

 

 

そんな、宇宙開発や惑星研究を進めるべく、
欠かせないのが「スペース・コロニー」!🌠🏠
(スペース・コロニースペース・コロニーとは、
「人類の移住先として宇宙空間に建設される大型人工衛星。また、その構想。宇宙植民地」を指す言葉だそうです 出典:goo辞典より)

宇宙に拠点を持つことによって、人類の宇宙進出計画をより実現可能として行くワケです!
なるほどデ~~~ス📚

 

同書よりコロニーのイメージイラスト。

これだけ見ると、最近郊外によくある大型ショッピングモールのような印象を受けます。

よく見ると、左下の広場のようなところにはギターを持って座っている人が見られます。
憩いのスペースと思われます。emoji8.gif

 

Colonies in Space 宇宙 SF

同書よりスペース・コロニーの外観イメージ図。
今お空を飛んでる人工衛星の何倍の大きさになるのでしょうか。
ここで生活しているイメージがこれだけだとまだ湧きません。

ここからコロニーの内部イメージ図がいくつか掲載されていたのですが、、、

 

 

 

 

んんんんん!!!!!!!!!!!!????

既視感!
既視感がここで突然やってきたんです。
私が何を連想したと思いますか。

それは、ガンダムです。

初代ガンダムのコロニー!!!!!
アムロ・レイが住んでいた「サイド7」というスペース・コロニーですう!!!!!

この本を眺めていると、
漫画やアニメで感じた「うわ~っ宇宙ってすげ~~!!」
という純粋な少年達のSFドリームというものは、
以外とすぐそこなのか?!?!現実的なのか?!?!と
私の脳みそがグルングルンにこね回されます😲

是非、お好みのSF作品と平行してお読みになってみてはいかがでしょうか。

 

かこさん


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生活に欠かせない交通機関の裏側を写した写真集🚃

こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただきありがとうございます。

9月に入っても暑い日が続きそうな予感…と思っていたのですが、今年はすぐに涼しくなりましたね😮秋はお芋や栗や梨や秋刀魚など季節のおいしい食材が沢山あるので、スーパーに行くのがわくわくします。

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さて、本日はこちらの書籍を紹介させていただきます。

「MAINTENANCE」 撮影:マーク・パワー

「美しいものが美しいのではない。美しく使われているものが美しいのだ。」
というインパクトのあるキャッチコピーが帯に使われております。こちらの裏面にも

撮影者のマーク・パワーさんの感想が書かれています。
マーク・パワーさんは、世界最高(世界最高峰)の写真家集団とよばれる「マグナムフォト」というグループに在籍されております。2002年にマグナムフォトの候補生となり、2007年に正会員となられたそうです。ブライトン大学で教授をなさっていたこともあるという、技術・実績のある写真家さんです。(マグナムフォトについてのサイトはこちらです。→ https://www.aflo.com/ja/pages/brand/magnumphotos 

美しく使われている物…そして小宇宙…いったい何を指しているのだろうと気になりますよね。
実はこちらの書籍、都営交通の現場を撮り下ろした写真集となっております。通勤通学、お出かけにも欠かせない電車やバスですが、それらを作ったり、点検や掃除をしたりしてくださっている方たちがいらっしゃいます。当たり前といえば当たり前ですが、そういった人たちの存在があって交通機関が成り立っているということを普段気に掛けることは少ないです。勿論、これに限らず全ての物事においてそうですが、裏側の世界はどうなっているのか、知っておきたいですよね。

 

こちらには様々な道具や洗濯機が置かれています。ゴミ箱などもあるので、もしかすると休憩等をできるスペースとなっているのかもしれません。工場の隅っこ、という感じがしますね。

こちらは電車の車輪でしょうか。こうして車輪だけが並んでいると、不思議な感じがします。分解して掃除、あるいは修理等を行っていたのでしょうか。

この電車に、先ほどの車輪がつけられるのかもしれませんね。しかし、なかなかこの状態の電車にお目にかかることって、ないですよね。これはおそらく都営三田線の電車かと思われます。

見てください!電車が宙吊りに!こちらもまた、なかなか見ない光景です。帯の紹介にありました「小宇宙のよう」という言葉の意味がなんとなく理解できたような気がします。電車が宙に浮いているなんて、無重力の世界を覗いているかのようです。何人もの人たちが写っていますが、皆さんで点検をなさっている最中でしょうか。電車を下から見上げるという事は、こちらで働かれている方以外は経験するおとがなさそうです😲

こちらはバスの営業所ですね。バスの中に忘れ物をした、などという経験がある方は、行ったことがあるかもしれませんが、訪れる機会のあまりない場所です。そのはずなのですが…実は私、忘れ物とは別の理由でバスの営業所にきたことがあるのです。なんと、私はハナから乗るはずだったバスとは違うバスに乗っていたのに、そのことに気が付かず「おかしいなあ、着かないなあ」と思いながらバスに乗り続けていたら、そのバスが回送に入ってしまい、運転手のおじさんも私が乗ったままのことに気が付かず、営業所まできてしまったのです…。そもそも自分一人しか乗っていない状態が、おかしいと気が付くべきでした😂悪いのは完全に私なのですが、運転手のおじさんが申し訳なさそうに、「お金はいらないから、行くはずだった場所に送ってあげるよ」と、タダで、しかもバスを貸し切りで(笑)、目的地まで送ってくれたことがあります。
という、私の長い思い出話でしたが、皆様も不安な時は、私のようにならぬよう、まず最初にそのバスがどこまで行くのか、乗車時に運転手さんに聞いてくださいね🤣

こちらは地下鉄の中かと思われます。気になって行ってみたいと思ったこと、ありませんか?私はあります。小さな頃は、暗くてオバケが出そうだなんておもっていたりしましたが、ここも毎日点検したり掃除をしてくださる方がいらっしゃるから、電車に乗れるんですよね。有難いです🙏🏻

最後に、タオルなどが干された電車の写真です。こちらもなかなか異世界感がありますね。誰か暮らしていそうな雰囲気が醸し出されていますが、きっとこの電車を掃除した道具を、ここに干してあるのでしょうね。何気ない風景なのでしょうが、素敵な一枚です。

いかがでしたでしょうか。普段使っているものの裏側って、普段使っているからこそ気にすることが少ないですが、こうやって見てみると、たくさんの人々の苦労の上で成り立っているのが改めて実感で来たり、案外面白そうなものが新しく発見できたりしますね。電車やバス以外でも、生活の中で使用する場所やものの裏側を、ぜひたくさん知ってみたいなと思います🌟

こちらの書籍についての詳細は都営交通局さんが運営されている PROJECT TOEI というホームページでご覧いただけます。
https://project-toei.jp/column/single/180301_085946.html
また、マーク・パワーさんのコメントも PROJECT TOEI でご覧になることができます。
https://project-toei.jp/photo/007/
気になった方は是非ご覧になってみてください。

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スタッフ一同心よりお待ちしております。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 


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