「黒田辰秋の世界」展に行ってきました /千葉県船橋市で出張買取りでした


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現在そごう美術館で開催中の、「黒田辰秋の世界-目利きと匠の邂逅」展 
に行ってきました、素晴らしかったです!

黒田辰秋(くろだ たつあき、1904年 – 1982年)は木工家・漆芸家で、
彼の作品は河井寛次郎柳宗悦志賀直哉小林秀雄武者小路実篤
川端康成白洲正子黒澤明といった、
当代の目利きと呼ばれた多くの著名人たちをも魅了しました。

図録から、いくつか作品をご紹介させて頂きます。
「黒田辰秋の世界-目利きと匠の邂逅」監修:青木正弘/世界文化社発行

表紙の作品:「螺鈿八角菓子重箱」1933(昭和8)年

螺鈿と朱色の織りなす美が色鮮やかで、パッと目を引きます。
祇園の菓子舗「鍵善良房 (かぎぜんよしふさ)」に依頼されて制作された
三段重ねの菓子入れだそうです。
こんな豪華な箱にお菓子を入れられるなんて、なんて贅沢なんでしょう:oops:

 

 

「拭漆栃手筐」1968(昭和43)年

栃の木地の目と、光沢のある深い茶の色が、本当に素晴らしく綺麗でした!
この「拭漆(ふきうるし)」という技法は、
成形した木地の上にヘラで下地用の「生漆(きうるし)」を塗り、布などで拭きこする⇒
その後再び生漆を塗り、布で拭く。
この作業を何度も何度も何度も繰り返して完成させるという、
大変手間のかかる手法なのだそうです:shock::ase1:

 

 

「朱溜栗小椅子」1968(昭和43)年

この椅子は、宮内庁からの依頼を受けて制作された
昭和新宮殿「千草・千鳥の間」の椅子だそうです。
1967年夏から翌年の春まで四度の試作を繰り返し、
背板を脚の横木につないで強度を上げたり、
宮殿の天井高にあわせて寸法を変更するなど、
実用面もなおざりにされることはありませんでした。
実際そばで見てみますと、外見が優美で美しいだけではなく、
座り心地も良さそうでした。

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以下は、黒田辰秋の言葉です。

「今は芸術家ではなくて、芸術病にかかっている者が多い。わしはそう思っとる。」

「我々は外を見ることは易いが、自分の内を観ることがなかなかできない。」

「青木君、芸術家になるということは、大変なことだよ。
 芸術家は氷山のようでなくっちゃいけない。百分の一ぐらいをちょっと見せるのだ。
 みんな見せていてはすぐに疲れてしまう。君も60歳くらいになったら分かるだろう。」

「最も美しい線は、削り進んでゆく間に一度しか訪れない。
 削り足りなくても駄目、削り過ぎても駄目。」
削りの達人辰秋の印象深い言葉だった。
では彼が欅(けやき)の板や棗(なつめ)の木地を刳(く)り、小刀や小鉋で削る時、
一度しか訪れない美しい線を見逃すまいとして、削る部分を恐いような目で
凝視していたかというと、そうではない。
むしろその逆で、遠くを見るような、板や木地を慈しむような
穏やかな眼差しであったように思う。

「黒田辰秋の世界-目利きと匠の邂逅」監修:青木正弘/世界文化社発行 より)

 


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