古美術店が舞台のマンガ「文明開化とアンティーク」

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こちらのマンガ、明治時代の骨董屋(古美術店)が舞台ということで
楽しみに読んでいたのですが、全4巻であっさり終わってしまったようですね、
残念だなあ、、、(´`)


「文明開化とアンティーク~霧島堂古美術店」
浅田京麻/秋田書店/プリンセスコミックス

時は明治時代、横浜の「霧島堂」という古美術店を舞台に
毎回様々なお話が展開するのですが、骨董屋が舞台なだけあって、
根付自在置物、阿蘭陀焼、刀装具の彫師、
雪舟酒井抱一伊藤若冲月岡雪鼎(せってい)など、
骨董好きなら思わずワクワクしてしまうキーワードが散りばめられています。

たとえば1巻のこのシーンでは、狩野長信(1577-1654年)の名前が出てきます。

あまたいる狩野派の絵師たちの中でも、超ビッグネームの永徳探幽ではなく
長信が出てくるあたり、面白いなあと思いました。
長信は天才・永徳の末弟ですが、永徳とは34歳も(!)年が離れており、
江戸幕府が始まってまもない慶長年間、
狩野派として最初の徳川家御用絵師となったそうです。

こちらが長信の代表作として知られる、
花下遊楽図屏風」(17世紀初め / 国宝 / 東京国立博物館蔵)です。
「もっと知りたい狩野永徳と京狩野 (アート・ビギナーズ・コレクション)」より)

ちなみに今回取り上げたこの「文明開化とアンティーク」というマンガは、
作者のかたの初コミックスということですので、
今後またぜひ、骨董を題材にした作品を書いて下さらないかしらと期待しております♪

クラシック音楽における「のだめ」しかり、囲碁における「ヒカルの碁」しかり、
大ヒットマンガが巻き起こす一大ムーブメントのパワーは
計り知れないものがありますものね。
ぜひ、コテコテの和骨董・古美術界を舞台にした大人気漫画が生まれてほしいなあ!
漫画家様、ぜひどなたかチャレンジお願いいたします!:kaomoji6:

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本日の参考文献はこちらです!:


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