戦前・大正・昭和の声楽科・歌手達(1)
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くまねこ堂通信
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さて、ご好評につき本日も古写真・古ブロマイドシリーズ第3弾!
今日明日は、戦前~昭和にかけて声楽家・歌手として活躍した方達を
ご紹介したいと思います。

お店に来た税理士さんが、わきに置いてあったこの写真を見て
「お、東海林太郎だ!

」と言ってくれたので私もやっと気が付きました(笑)
ほんとうだ、言われてみたら確かに、東海林太郎だ!
(・・・・髪型といいメガネといい、「コメディアンの写真かな??」って
思ってました (*´艸`*) )
「
東海林太郎」(しょうじ たろう、1898年 – 1972年)
戦前を代表する歌手。直立不動で歌う姿は有名ですね。
「直立不動のスタイルは剣豪宮本武蔵を彷彿させるものであり、
「一唱民楽」の言葉のごとく、「歌は民のため」という信念を持ち、
あの常に真剣勝負の姿の歌唱魂は激動の昭和を生き抜いた時代精神を表している。
生前「マイク一本四方が私の道場です。
大劇場であろうとキャバレーの舞台であろうと変わりありません。」と述べていた。
また、彼の人生は癌(直腸癌、直腸を全摘後は人工肛門をつけ、
腹に晒しをきつく巻きつけながら歌った)との闘いのそれでもあり、
病魔を克服しての音楽人生だった。」(
ウィキペディアより)
そうなんだ・・あの直立不動スタイルには、そんな信念がこめられていたのですね。
You Tube 「赤城の子守唄」
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この2枚の、右側の男性、藤原義江じゃないかと思うんだけど・・

サインもメモ書きも無いので確認ができないのですが、
確かこういうお顔でしたよねえ?年代も合っていますし・・
藤原義江は映画にも出演しているので、その時のスチール写真ではないかと思うのですが、
どうかな??
※追記※
情報を寄せていただきました(多謝!)。
藤原義江でビンゴだそうですヽ(≧∀≦)ノ
「ふるさと」という映画のスチールなのだそうです。

「
藤原義江」(ふじわら よしえ、1898年 – 1976年)
テノール歌手。藤原歌劇団の創立者で、「我等のテナー」と呼ばれ、
戦前・戦中に大衆に絶大な人気を誇りました。
スコットランド人の父親と日本人芸者の母親との間に生まれた混血児だったため、
その少年時代は苦難の連続だったそうです。
周りの子供達からはガイジンだといじめられ、
男が出来て義江の存在を疎ましく思った母にも11歳の時に捨てられるなど、
辛酸をなめました。
その後、生まれ持った美貌と歌声を武器にスターダムにのし上がるわけですが、
目まぐるしいまでの女性遍歴や金銭浪費の激しさなど、
生涯最後までエピソードに事欠かない人物であったようです。
You Tube 「ヴェルディ 歌劇「リゴレット」より ”女心の歌”」
お、藤原義江の演奏は色々聴いたことがあるのですが、この録音素敵だなあ!
ピアニッシモも美しく、声の軽やかさがマントヴァにピッタリですね(^^)
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