買取事例
実用書・ビジネス書などお譲りいただきました!
8月に入り、子供さんたちは夏休みに入ったでしょうか。
虫取りをする親子様をよく見かけます🦋
先日は、練馬区のリピーター様のもとに出張買取に伺いました。
経済学・実用書・ビジネス書・現代史・政治・経済といった書籍に加え、リアドロ・洋食器・バカラをお譲りいただきました。
大変ありがとうございました!
実用書の買取がございましたことを機会に、最近私が気になっている以下の本をご紹介しようと思います。
工藤孝文「疲れない大百科」(ワニブックス・2019年)です。
家に帰って何もできずにまた朝を迎えるような生活をしている私は、これを読まねばならないような気がしました💦
まず冒頭を見てみて、反省しました。「休日の寝だめ禁止」だそうです。毎日同じ時刻に起きることが、疲れない身体を作る一歩だとのこと。起床時刻がばらばらだと、体内時計をうまく修正できないそうです(p15)。
休みは一日布団から起き上がれない私ですが、その起き上がらないことが更に疲れやすくさせてしまっているようです。目覚ましをかけず、昼も夕方も布団でゴロゴロしているのは気楽ですが、身体のために重力に逆らう時刻をもう少し早めてみようと思います。
またこんな項目もありました。「休日スマホ断食で心も体もリセット」!インターネットやスマホの普及により、人間の脳は絶えず情報に晒されています。その情報を受け取っている限りは脳は休めないそうです。だから、休日はスマホを触らず、脳を休めましょうとのことです。(p132)
確かに、自分の「何となく疲れた」という状況を思い出すと、寝なきゃいけないと思っているのに寝る準備をする元気がなくて、スマホやインターネットを見ていた、という時も多いように思います。だらだらと見るだけでも脳には情報であるのだから、疲労をさせてしまうのだということを頭に置いて、早めに目を閉じて寝るのが大事なのでしょう。
このような疲れない身体づくりの方法を理解しても、そのために生活を整えていくのは、なかなか難儀なことです。慣れるまで根気が要るように思います。
しかし、夜中も灯がいつまでも眩しく、またいつ何時でも誰とでも連絡がとれて、距離というものがなくなるような技術が生活に入り込んでいる現代は、むしろ生物としての人間にはかなり過酷な環境なのかもしれません。そのような中では、意識して身体のための行動をしないと、生物としての人間は保てないのかもしれません。
これから夏、益々体力が必要になってきますが、バテないためにもう少し身体を労わって生きていきたいです。
皆様もご自愛ください。
くまねこ堂では古本やDVD/CDだけではなく、古道具や骨董品、アクセサリー、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取を行っております。ご処分をお考えの際はお気軽にご相談下さい。また、ご遺品整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さい。スタッフ一同心よりお待ちしております!
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
コトー
二村高史『ようこそシベリア鉄道へ――ユーラシア大陸横断9000kmの旅』(天夢人、2022年)が入荷しました! #新刊書買取
くまねこ堂ではお盆期間中も今年は休まず営業いたします!帰省先や実家の片付けなどもお気軽にご相談くださいませ。
くまねこ堂では事前にご相談を頂きますと、発売から1年以内の新しい書籍は最低買取価格保証がございます! 詳しくは、弊社ホームページのバナー(https://www.kumanekodou.com/)に掲載しております。どうぞよろしくお願いいたします。
今回は買取に際して接した、鉄道に関する書籍、ゲームを取り上げたいと思います。
鉄道に対して、私たちはどのような印象を持っているでしょうか。鉄道は、決まった時間に、決まった場所を通る法則性を持ち、かつそのレールを通る車両は時代とともに移り変わる、というオタクを惹きつける要素を多分に含んでいますね。
そうした認識の形成に、このゲームはかなり貢献したのではないでしょうか?
私は、若干ながら20世紀の歴史を勉強しているのですが、そこで鉄道はきわめて重要な意味を持っています。まず労働運動史では、労働者が団結して異議申し立てをする際、鉄道を止めることがそのハイライトとなることが多いからです。社会・経済を支えている運輸労働者は、自らの権利のために鉄道の運行を止め得るわけです。この分野を扱った歴史学は、上記の(経済利益の尺度からみた場合の)矛盾を抱えながら、それでもここぞという場面で決起する労働運動の決断、そしてそれに対する経営者や政府の反応、というドラマチックな展開を明らかにしてきました。
さらに鉄道は、主に20世紀前半の戦争の形を決定する要素でした。とりわけ第一次世界大戦の場合、鉄道は大勢の軍隊とその軍事行動を支える物資を前線近くまで運ぶ役割を担っていました。前線近く、というのは。鉄道を自由自在に敷くことはできないので、下車して前線まで行軍するのが第一次世界大戦の風景でした。そして、たとえば独仏両軍が衝突すると熾烈な塹壕戦となるわけです。その熾烈さは、一日の弾薬使用量がほぼ日露戦争全体のそれに匹敵し、塹壕内ではインフルエンザが蔓延するといったものでした。こうした凄惨な戦争が成り立っていた理由の一つに、鉄道運輸の発達ということが挙げられます。
労働運動史、第一次世界大戦史ときて、両者が交錯したのが、1917年のロシア10月革命、その後の国際的な干渉を伴った、社会主義革命と反革命との対立による内戦でした。ロシアを横断するシベリア鉄道の沿線こそ、激しい交戦が繰り広げられた地域だったのです。この歴史に日本は無縁でなく、ロシア10月革命で成立したソヴィエト政権の転覆を企図して、「シベリア出兵」におよんでいます(「出兵」といっても、ピクニックではありませんし、外国へ軍隊を派遣して軍事行動をしているのですから、侵略ではないのか?と思いますが…)。
そうした歴史を持つシベリア鉄道は、現在どうなっているのでしょうか。最近、そのことを正面から取り上げた書籍が刊行されました。
二村高史『ようこそシベリア鉄道へ――ユーラシア大陸横断9000kmの旅』(天夢人、2022年)です。本書で取り上げられた風景や物品に直にふれるためにも、ロシア・ウクライナ戦争、新型コロナウイルスの感染拡大が一刻も早く収束することを願っています。円安もどうにかならないものでしょうか。
小野坂
手塚治虫作品・絶版漫画等お譲りいただきました!
気付けば8月。驚くばかりです。
こんなに暑いとは💦
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日は、調布市のリピーター様のもとに出張買取に伺いました。昭和30年代絶版漫画等、絶版漫画や鈴木出版のもの、手塚治虫・さいとうたかを・杉浦茂といった作家の作品、赤胴鈴之助・へうげもの・あぶさん・黄昏流星群などの作品をお譲りいただきました!
大変ありがとうございました!
この度は手塚治虫の作品の買取がありましたが、個人的には幼少期、手塚作品のすごさというものがあまりわかっていなかったように思います。写実的な絵に惹かれていました。しかし、大人になると、手塚作品に出てくるキャラクターの表情の豊かさに驚きます。限られた線で、こんなにも伝わるのは、やはり作家の観察力と技術なのだろうと思います。
加えて、キャラクターの多さも圧倒されます。公式ホームページのキャラクター紹介には、248ものキャラクターが載っています。一人一人顔を見ていくと、その性格の違いもわかります。書き分ける技量を感じます。
手塚作品が時代を超えて生命を持ち、また現代流行の漫画・アニメにも影響を与えていること、感じつつも、私はなかなか触れてきませんでした。何となく知っているのを超えて、作品にどっぷり浸かって初めて、そのすごさも怖さもわかるのでしょう。そして繰り返し読む度に、新しい顔を見せるのでしょう、長く愛されている作品はそのようなものです。暑くて暑くて外に出れない今日この頃、手塚作品も家で静かに読んでみたいと思います。
くまねこ堂では古本やDVD/CDだけではなく、古道具や骨董品、アクセサリー、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取を行っております。ご処分をお考えの際はお気軽にご相談下さい。また、ご遺品整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さい。スタッフ一同心よりお待ちしております!
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
コトー
参考
手塚治虫公式ホームページ「キャラクター紹介」:https://tezukaosamu.net/jp/character/?c=256
地獄の辞典のご紹介🦇
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連日の酷暑、皆さん体調は大丈夫ですか?
毎年夏の暑さが更新されているような気がしてまいってしまいますね😭
少し涼しくなったかと思えば今度は大雨とは…早く過ごしやすい時期になってほしいですね😫
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本日ご紹介する本はこちら。
「地獄の辞典」 コラン・ド・プランシー 著 床鍋剛彦₌訳 吉田八岑₌協力
地獄の辞典とは何ともまぁ恐ろしい。
こちらは19世紀前半の西欧で信じられていた地獄思想などを辞典形式で解説したものです。
日本での地獄のイメージですと閻魔様がいて、鬼がいて、厳しい責め苦を受ける…というイメージがあります。
西欧の地獄はどんなところなのでしょう。
まず出てくるのは「悪魔」です。確かに、海外で悪霊や人の敵になるものを悪魔ということが多いですよね。少し面白いと思ったのが、西洋の悪魔は黒い怪物としてイメージされることが多いが、黒人の考える悪魔は白く、そして日本の神道の信者たちは、悪魔をただのキツネと考えているとの記述があり、人種や文化によって悪魔のイメージが結構大きく変わるものなのだと思いました。
あと、地獄ということで耳馴染があるのが、地獄の番犬「ケルベロス」。私がイメージするのは三つの頭を持つ犬の姿をしている地獄の門番というケルベロスなのですが、これは古代人のいうケルベロスなのだとか。本書で語られているのは、ヨーロッパでは魔人とされており地獄帝国の侯爵の一人として数えられているのだとか。前者は魔獣って感じですが後者は魔人と言っているので全くの別物のようです。
後者としてのケルベロスは初耳でしたのでなかなか興味深いです😎
地獄について、日本では死後落とされて裁かれる世界で、西欧では地獄に住まうものが現世で生きている人々を襲ったり惑わせたりする話が多いので根本が大きく違うようですね。
夏といえば怖い話!ですので、本書で魔界への想像を膨らませてみるのも楽しいかもしれません。
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くまねこ堂では古本だけでなく、DVD/CD、古道具や骨董品、アクセサリー、古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取を行っております。ご処分をお考えの際はお気軽にご相談下さいませ。
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クウスケ
DVD、音楽本、古典芸能、落語など多数のお品物をお譲りいただきました。
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即日出張買取にもできる限り対応させていただきます
本日は江戸川区のお客様よりお引っ越しのためのご整理でお声がけをいただき、出張買取にお伺いさせていただきました。バンド活動をされていたとのことで、音楽関連の本やディスク類、楽器などが多数!まだ荷造りの真っ最中で、ご確認やご整理のしきれていないお荷物もたくさんございましたので、そちらは後日再訪させていただくこととなりました。今回は第一弾として書籍やディスク類などを中心に買取をさせていただき、DVD、音楽本、楽器の演奏法、評論、古典芸能、落語、専門書、学術書、鉄道、レトロゲーム、セガサターンなどなど多数のお品物をお譲りいただきました。誠にありがとうございます!
DVDも色々と買い取りさせていただきました!音楽DVDはデューク・エリントンやジョン・コルトレーン、セロニアス・モンクなどのジャズやジョニ・ミッチェルなど嬉しいラインナップ。その他にはチキチキマシン猛レースやドリフの8時だよ!全員集合のBOXなども入荷。誠にありがとうございます!
チャーリー・チャップリン、ハロルド・ロイドと並ぶ世界の三大喜劇王、バスター・キートンのDVD-BOXも入荷いたしました。BOX1は短編映画、BOX2は長編映画を中心にまとめられた傑作選となっております。
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56さん
人狼が逸話からゲームになるまで「人狼伝説 ー返信と人食いの迷信について」
🎮皆さま、オンラインゲームってしますか?
私は一度だけしたことがあります!
その唯一経験したオンラインゲームが、私は人狼ゲームでした🐺
人狼ゲームとは、複数人の参加者の中に同じく”人に扮して紛れる人狼”を探し当て、追放するゲームです。(参考:Board Game to Life 【はじめてのじんろう】人狼を全く知らない初心者のための簡単ルール・説明書)
2013年か~2014年頃にはTV番組が組まれたり、カフェやイベントが開かれたり、果ては映画の題材になるほど、数年前に流行のピークがあったように思いますが、まだまだ現在でも一定の人気を誇るゲームジャンルとなっております。
私は「人狼殺」というオンライン人狼ゲームに、ほんの1週間だけ顔を出したことがあります😎
最近ですと、「Among Us(アモング アス)」という宇宙を舞台にした人狼ゲームが盛り上がっていますね!Youtubeのゲーム実況動画でも元々「人狼殺」をプレイしていたYoutuberが「Among Us」もプレイされていて、やはり人狼ゲームがお好きな方の界隈では周知されているんだな~と思います🌌
そんな風にゲームを楽しんでいますと、元ネタとなります神話や民話に興味が湧いてきます👀📚
近年、コロナ禍による室内遊びの需要が高まったことでTRPG(テーブルトークPPG)も需要は急増。書店でもとても沢山の種類のゲームブックをお見かけするようになりました。
TRPG好きな方はよくシナリオの題材にされている”クトゥルフ神話”などに詳しい方が多いな~と実感する事が私の周囲でありました。
あと、歴史上の人物に国内外詳しくて、すごく好きなの~💘とおっしゃる方は、FGOというソシャゲ(配信型スマホ向けソーシャルゲーム)のユーザーであることが判明するパターンが私の身の回りでは度々あります😊
「人狼伝説 ー返信と人食いの迷信について」人文書院
以下 同書 帯より抜粋
ーーーー狼憑きとは何か。ヨーロッパ世界でどのように受け止められてきたのだろうか。古今東西の神話、伝説、民話、民間信仰などを蒐集・比較するとともに、青髭公(ジル・ド・レ)ら、人狼(主に人食い)や魔女と信じられた人々の裁判記録をもとに詳細に事件を記述する。研究書らしからぬ小説的で刺激的な筆致は、多くの読者を魅了したこれたの逸話の吸引力を物語っている。
目次でもズラリと記載の通り、”狼憑き”だの”犬憑き”だの、半狂乱となった人をモデルとした民話が発祥という地もあれば(日本では”狐憑き”もよく耳にしますね🦊)、
魔女狩りの系譜の噂話を組んだもの、”罪を犯したものの罰”というような宗教感から派生した要素を含む言い伝え等、世界各国でルーツは多種多様のようです。
いつの時代にも供給のある”怖い話”というものは、私たち人間が恐怖という名のスリルを感じてことにより「生きていること」をより感じることが出来る、切ろうとしても切ることができないモノなのだな~と感じます👍
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かこさん
オヤジ・おじさん・おっさんに思いを馳せる「定年オヤジ改造計画」
先日の2022年7月25日から、郷ひろみさんが主演を務める、NHKで放送開始したドラマの原作小説が入荷しました。
「定年オヤジ改造計画」垣谷美雨著 /祥伝社文庫
ーーー大手石油会社を定年退職した庄司常雄。悠々自適の老後を夢見ていたが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。気が付けば、暇と孤独だけが友達に。そんなある日、共働きの息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれ・・・
(同署カバー裏面より抜粋)
辛いです。このカバー裏のあらすじと、帯を見ただけでなんか辛いです・・・
日本は「男尊女卑社会だ」とよく言われる昨今ではありますが、家族内では「お父さん」という男性のヒエラルキーがかなり低いご家庭、沢山あるのではないでしょうか。
こちらの小説は、そんな定年後のお父さんの目線で書かれていますので、
当事者に近い状況の長年の一家の大黒柱だけではく、なんとなく、旦那様に気持ちを聞きづらい奥様やその子供たちみんなが読んでみると、それぞれの”立場”からの感想があるかもしれません👪
そして、この本を機会に、「おじさん」という人について、思いを馳せてみるのも良いと思います。
🍵👪🍵👪🍵
ちなみに2021年にリリースされた、岡崎体育の「おっさん」という楽曲があります。
おっさんに近づきつつある、男性のリアルな心境が綴られた歌詞のインパクト。
そして、日本全国のおっさん(おじさんでも良いと思います)への応援歌のような曲です。
岡崎体育 『おっさん』Music Video(外部リンク:youtube)
※この楽曲は小説やドラマとは関係はございません。
このような家庭内のモヤモヤに共感を誘う物語に触れた時・リアルに直面した時、
歳を重ねる事について、感傷に浸ってしまいそうになってから聴くと、なんかすごく元気が出ると思います。🚹
神奈川県川崎市のお客様より、お引越しでの漫画中心古本のご整理のお手伝いをさせて頂きました。SPY×FAMILY、キングダム、ようこそ実力主義の教室へ、キノの旅、Dr.STONE、
ジョジョリオン、スティールボールラン、ストーンオーシャン、呪術廻戦、打姫オバカミーコ、実用書等、
沢山のお品物をお譲り頂きまして、ありがとうございました🙋
またなにかお売りになりたいものがございましたら、ぜひくまねこ堂へご相談くださいませ!
かこさん
DVD、CDなどディスク類の買取も大歓迎です!
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本日は買取品の中から気になったDVDをご紹介させていただこうと思います。
今敏監督「パプリカ」
今敏監督「パプリカ」のDVDが入荷いたしました。
しかも特典DVD「今敏/筒井康隆/林原めぐみ/古谷徹 夢のスペシャル対談 番外編」付きです。
誠にありがとうございます!
監督の今敏さんは「妄想代理人」「PERFECT BLUE」「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」とこの「パプリカ」などを残して、2010年に46歳の若さで他界されてしまいました。私もファンでしたので、非常に残念でした。80年代には大友克洋さんのアシスタントをされていたそうで、やはり絵柄は大友さんの影響を受けているとご本人が語っておられたそうですね。このパプリカの原作は筒井康隆さんが1993年に発表した長編SFで、漫画化もされています。アニメーションの制作はデスノートやちはやふるなどの手がけたマッドハウス、音楽は「千年女優」や「妄想代理人」でも担当していた平沢進さんです。他人の夢の中に入っていく、という展開などハリウッド映画「インセプション」への影響なども指摘されていますね。複雑なストーリーや設定など見所は多数ございますが、本作の夢の中だからこそ起りえる圧倒的な映像表現は特に圧巻であります。
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56さん
リピーター様の企業様より出張買取のご依頼をいただきました
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本日は久々の本降りの雨でしたね。最近はとても暑い日が続きますが、ザーと降る雨でスッと気温が下がると少しだけでも楽になりますね。普段は雨だと困ることも多いですが、たまにはこういう日も必要なのだなあとしみじみ感じさせられました。
本日はリピーター様で何度も買取をご利用いただいていります企業様より再度お声がけをいただき、出張買取にお伺いさせていただきました。資料関係、メディア関係、DVD、CD、宇宙、歴史、哲学、宗教、心理学、実用書、専門書などなど多岐に渡って買取をさせていただきました。誠にありがとうございます!
本日買取をさせていただいたお品物の中から楽しそうな一冊を見つけたので、ご紹介させていただこうと思います。
学研の図鑑LIVE ビジュアルクイズ図鑑シリーズ「びっくり!変な名前の生き物」
いいですね。興味津々であります。
こちらは三択のクイズ形式で画像の生き物の名前を考えて答え合わせしながら覚えていく本となっております。ちなみに表紙の名前は「ジンメンカメムシ」が正解との事。個人的にはリーゼントカメムシであって欲しかったのであります。
変な名前の生き物やはり見慣れない変な形をした生き物が多いですよね。このビヨーンと伸びたヒゲのような触覚のようなものが口元についた魚。なんと「オジサン」という名前なのですね。名前の理由はやはりヒゲのあるような姿がオジサンのようだからとの事です。そんなぁ。
こちらはなんでしょうか。モンブランに見えなくもないですが、どうも麺類系の名前がついているようですね。その中でというと卵麺系のラーメンにみえたのですが、正解は「ウミソウメン」との事。しかもこれはアメフラシの卵なのですね、おお。
変な生き物、変な名前の生き物、たくさんいます。子供の頃、怪獣も虫も深海魚のその異様な造形にお心惹かれていた頃を思い出しました。楽しいですね。
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56さん
夏の光と影―つげ義春「夢の散歩」紹介―
くまねこ堂では現在スタッフを募集中です。このブログは、スタッフそれぞれの観点から、入荷した書籍や骨董を紹介するものです。どうぞよろしくお願いいたします。
ところで、毎日よく晴れて暑いですね。皆さまお元気でしょうか。
夏の昼間、外へ出ると、まっすぐな日差しが白く眩しいです。そうして白く照らされて、普段よく見慣れた町も、どこかいつもと違うような、そんな不安を感じる時があります。蝉の声もどうしてか聞こえず、しんとしてひたすら暑さと白さが占めて、時が止まったかのようです。
そんな夏の白さを感じた時、思い出す漫画があります。つげ義春の「夢の散歩」(初出・1972年4月『夜行№1』)です。以下の『つげ義春自選集① ねじ式』(アイランドコミックスPRIMO・2002年・嶋中書店)などに収録されています。
「夢の散歩」のあらすじを紹介しましょう。男が、夏の暑い日、道路を渡ろうとすると警察官に止められ、ぬかるんだ道を行く羽目になります。そして同じように道路を渡れなかった子連れの奥さんと出会いますが、二人はまた別々の道を行きます。そんなとても短い話です。
感じられるのは、不条理です。警官は、道を渡ろうとする男と奥さんを注意するが、なぜ車の通る気配もない道路を横断していけないのかは、わからない。仕方なしに回り道をすると、ひどいぬかるみに足をとられる。理屈で理解できない不幸や困難に、偶然に出くわしてしまうのです。
そしてまた、この作品を読むと、日常と同居する陰が思い出されます。男と奥さんがはまったその泥は、日陰の湿り気が作り出したものです。そんな陰は、強い白い光と同時に存在するものであるはずです。眩しい光は、男と奥さんと子供が渡ろうとした日向の道路の側にありましたが、規則だからという理由だけで警察がそこから彼らを追い出すと、彼らは道を外れて日陰に行かざるを得なくなり、思いもよらぬ泥にはまる。そこで男と奥さんは偶然にも出会うが、また別れてそれぞれの道を歩いていく。必然性なく全ては進んでいくし、普段の何気ない生活のそばには陰があり、そこに思わず立ち入ってしまうこともあるのだということが、感じられます。
加えて、光が影を作るのは、道だけではないのです。日光によって、人の顔にも影ができます。「夢の散歩」を読むと、そこに出てくる人は、主人公の男以外は皆、顔に日傘や帽子の濃い影があるのに気づきます。男もまた、泥濘で奥さんと会った時には真っ黒な影です。それは、人は皆、名前や肩書を持って一貫して生きているように思っているけれど、ある瞬間、誰かにとっては、「誰でもない」人間であり得ること、また人は、社会や生活を負った普段の自分とは別の自分になってしまうことがあること、を示しているでしょう。男にとって、警官も奥さんも子供も見知らぬ他人であり、その他人である奥さんに男は衝動的な行動をしました。
とはいえ、少し違う形ではありますが、上記のような出来事は私達が毎日繰り返していることです。例えば、通勤通学の満員電車で、あまりに多くの人と押し合い圧し合いすれ違いしながら、誰の顔も覚えていないし、誰にも覚えられてもいない。偶然に、時間と空間を共有しては離れていく。また、私達は、自分を制御できずに落ち込んだり、怒ったり、暴れそうになったりすることもある。その理屈をつけられない感情のほとばしりを受ける側は、なぜそうなるのか理解できないままに巻き込まれる。たまたま、一緒にいた人がそれを被らなければならなくなる。これらのことは、ありふれた話です。
「夢の散歩」の世界は、「夢」として非現実的であったけど、思えば私達が生きている普段に近いでしょう。毎日、地に足つけて、馴染み深い世界で生活しているように私達は思い込んでいます。しかし、世界はいつでも、不条理な顔を私達に向けようとしています。「夢の散歩」はそのことを表現しているように思われました。
昼の照りつける太陽の下、眩しい町を歩く時、私は「夢の散歩」と重ねて、堅固な生活世界が錯覚かもしれないこと、あと半歩踏み出した時には別の理解しがたいものになっているかもしれないこと、を感じているようです。
以上、最近の猛暑から連想をもとに、つげ義春「夢の散歩」をご紹介しました。実のところ自分は、つげ義春に関して全くのにわかであり、恐れ多くもこのブログを書いています。ただ、作品は受け手の反応によって成立する、と考えるなら、今回のような蛮勇も若干は許されるのではないか、と思っています。皆様も作品をお読みになり、それぞれに様々思いを巡らせてくださったら嬉しいです。
本日もお読みくださりありがとうございました。
コトー