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くまきち(夫)はよく、前日に買い取った物を
無造作に家のテーブルの上などに置いておくことがあります。
この日も、テーブルに不可解な物が載っているのを
パンダ子(娘・2歳11ヶ月)が早速見つけ、

「これ、なあに?:epuron:

「これは中国の如意(にょい)といってね、
 お坊さんが使う道具で、縁起のいいものなんだよ(*´ω`*)」

「そっかー!:epuron:

如意(にょい)・・
骨董屋さんの中でも、中国ものを扱う人しか知らないような
極めてマイナーな知識を2歳児に・・
ていうか私だって、実物を見るのは初めてですがな(;-_-)

ちなみにこの如意は堆朱で細かい細工がされており、
時代は清末~民国くらいのものと思われます、
日本でいうと明治時代くらいでしょうか。

ところで・・

注:先っぽのボンボン(?)は、遊ぶためのものではありません!! :kaomoji2::!!!:


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和太鼓が入荷しました!

たとえ叩くのが2歳児であっても、
ドドン・・ドドン・・といい音が響きます、素敵です:oops:
和太鼓の音は間近で聞くと本当に迫力があり、
ズシンズシンと心の臓に直接響く感じがするんですよね。

ちなみにこの太鼓の買い取り先は
宗教法人の事務所だったということです、
なので音楽を奏でるための楽器ではなく
儀式の合図か何かで使われていたのかもしれませんね。

和楽器を絃楽器・管楽器・打楽器などの分野に分けてみると、
圧倒的に打楽器が豊富で種類も多く、笛族と撥絃楽器がそれに続くのだそうです。
なるほど、そういえばそうだなあ:shock:

その理由として考えられるのが、
もともと、狩りや戦さなどでの合図としての役割、
また宗教行事・祭礼との密接な関係などがあり、
それがやがて芸能の伴奏などに用いられるようになって
一般に広まっていったという経緯が考えられることが一つ。

また西洋では、音楽が室内で演じられるものとして発展していきましたが、
日本の芸能は野外が主な舞台であったため
(能や歌舞伎も元々は野外で催されていました)、
必然的に遠くまで伝わる音を持つ打楽器などが
主流を占めるようになったと考えられているそうです。
「カラー図解 和楽器の世界」著:西川浩平より)

太鼓はもともと戦の合図としても使われていたのですよね、
忠臣蔵の討ち入りシーンで流れる「陣太鼓」も有名です。
いつごろから戦の合図に使われていたのかははっきりわからないそうですが、
古くは大阪の四天王寺絵堂に描かれていた「聖徳太子絵伝」という絵によると、
聖徳太子16歳の戦の際に舞楽用の大太鼓が陣太鼓として描かれているのだとか。
「邦楽入門」著:西川浩平より)

和太鼓を聴いていると、何か原始的に奮い立たせられるような興奮を
体で感じると同時に、神事に通ずる厳粛な気分にさせられるのですが、
それは我々日本人のDNAに古来から組み込まれた感覚なのかもしれませんね。

いずれパンダ子が大きくなったら、
何か一つ和楽器をたしなんでもらえないかな・・と
なんとなく思っているのですが、和太鼓楽しそうですよね!
地元の深川はお祭りが非常に盛んな地域なので、
子供たちが太鼓を叩く姿も目にします。
子供たちが元気よく叩く姿はとても可愛らしいですし、
なんとなく心身の発育にも良い気がいたします:epuron:

————————————
本日の参考文献はこちらです!


「カラー図解 和楽器の世界」著:西川浩平/河出書房新社


「邦楽入門」著:西川浩平/ヤマハ

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うふふ・・うふうふ・・ふっふっ・・

我が家には、ばいきんまん様がいるのですよ~~!!

パンダ子(娘・2歳10ヶ月)が「アンパンマン」大大大好きなので、
現在我が家ではアンパンマン関連の本やグッズがてんこ盛りなのですが、
何を隠そうワタクシは子供のころ大のばいきんまん好きで、
パンダ子につられて昔の情熱がすっかりよみがえり(笑)
一緒になってハマっております!

この「ガブガブばいきんまん」なるおもちゃも、
おもちゃ屋さんで自分が一目ぼれして買っちゃいましたっ!:hoshi1:

さあ、ばいきんまんの口をパカッと開けて眠らせて、
ゲームスタートです!

 

 

大口を開けて寝ているバイキンマン(可愛い・・)の歯を、
プレイヤーが交代で押していきます。

 

ハズレの歯を押してしまうと、アッッ!!

ばいきんまんが目を覚まし、指をガブリ!!
要は「黒ひげ危機一髪」のような感じですね、
効果音やセリフも流れてドキドキ感倍増です♪♪

ちなみに、ビビリちゃん用に
あんぱんまんの歯ブラシも付いておりまして、

 

 パンダ子もこれを使ってゲームに参加しています:epuron:

大変簡単なゲームなので、小さい子からご老人までみんなで楽しめて
とてもいいですね!
今度お店にも持っていって、パンダ子と一緒にみんなで遊んでもらおう♪

ちなみに、類似品でこんなおもちゃもありまして、


「アンパンマン ドキドキアンパンチ!」アガツマ

「お店にはこれを置いて、今日は誰が買い取りについていくかとか
 みんなで決めれば!?

「え、・・う、うーーん・・」

ワタクシの提案は、まだくまきち(夫)に受け入れてもらえてません・・
チッ( ˘・з・) (∥ーωー) 


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さらに、こちらの展覧会のご案内もいただきました、
どうもありがとうございます!

茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術 利休の愛した美
2017年3月14日(火)~5月21日(日)東京国立近代美術館

これまた、大変楽しみな展覧会です!:shock::hoshi1:

千家十職」の一つとしても知られている樂吉左衞門(らくきちざえもん)は、
樂焼(らくやき)の茶碗を作る茶碗師の樂家が代々襲名している名跡です。
初代長次郎(生年不詳~1589年)は千利休と出会い、
利休の意を受けた茶碗を作り始めました。

楽茶碗は、轆轤(ろくろ)を用いず手捏(てづく)ねにより土を成形し、削り、
小規模な内窯で焼いて作られるというのが特徴で、
初代長次郎から現当主の15代 樂吉左衞門(1949年生)に至るまで
およそ450年もの間、一子相伝という形を取り、
同じ方法で作られ続けているのだそうです!

「ノンコウ」という呼び名で知られている
3代目の道入(どうにゅう/1599~1656年)は、
本阿弥光悦の茶碗作りを手伝っていたとされ、光悦の自由な作陶精神から
大きな影響を受けて、それを自作に生かしました。
また、樂家で初めて養子となった5代目の宗入(そうにゅう/1664~1716年)は
尾形光琳乾山兄弟のいとこにあたり、曾祖母は本阿弥光悦の姉、
そのあたりの関係性も興味深いところです。 

初代長次郎や本阿弥光悦の重要文化財をはじめ、貴重な樂焼が一堂に会し、
十五代 樂吉左衞門氏が
「私が生きている間に、これほどの展覧会は二度とできない。」
と語る今回の展覧会、期待が高まります!
ちょうど去年、同じ「千家十職」の一つである永樂善五郎の展覧会に
行きましたので、そちらと比較してみるのも楽しみだなあと思います(^^)
音声ガイドは女優の中谷美紀さんです。

————————————

今回の参考文献はこちらです:


「千家十職 手業の小宇宙」世界文化社


「定本 樂歴代―宗慶・尼焼・光悦・道樂・一元を含む」淡交社
著:樂吉左衞門 / 樂篤人、監修:樂美術館


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こちらの展覧会のご案内をいただきました、
どうもありがとうございます!

特別展「茶の湯」 東京国立博物館 平成館 特別展示室   
2017年4月11日(火)~2017年6月4日(日)

うわあ~~、面白そうです!:oops::hoshi1:

室町時代から近代まで、名だたる武将や茶人たちが手にした名物や
時代を象徴する茶湯道具が一堂に会し、
「茶の湯」をテーマにこれほどの名品が勢ぞろいする展覧会は、
昭和55(1980)年に東京国立博物館で開催された「茶の美術」展以来、
実に37年ぶりなのだそうです!

あ、国宝「曜変天目」も見られるんですね、わあい!(※展示期間は4/11~5/7)

さらに、最終章では、
藤田香雪(ふじたこうせつ)、益田鈍翁(ますだどんのう)、
平瀬露香(ひらせろこう)、原三溪(はらさんけい)の4人の数寄者に焦点をあて、
2週間ごとに一人ずつ、その個性豊かな茶の世界を堪能することが
できるのだそうです。興味深いテーマですね、全員ぶん見に行きたいくらい・・

また、音声ガイドが春風亭昇太さんだというのも楽しみです!

この展覧会が始まっている頃は、パンダ子(娘)も幼稚園生。
私もようやく一人で自由に動ける時間が少しできるでしょうから、
ぜひ見に来たいと思います!
しかし再来月にはいよいよ幼稚園かあ・・ドキドキです! 


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突然ですが。
皆様は、東京古書組合(東京都古書籍商業協同組合)というのを
ご存知でしょうか。
神田神保町の名だたる古本屋さんたちをはじめ、
東京都の認可を受けた古書籍業者の共同組合なのですが、
古本好きのかたでしたらおなじみだと思います「日本の古本屋」
このサイトを立ち上げたのが東京古書組合だと知ったら、
さらにぐっと身近に感じていただけるのではないでしょうか。

ちなみにくまきち(夫)は現在、
この東京古書組合の理事を務めさせていただいております。
パチパチ(*´∀`ノノ”☆(*´ω`*)
くまきちは毎月2回の会議に出席しているのですが、そこでは毎回
侃々諤々(かんかんがくがく)の活発な議論が交わされているそうです。
ああ、きっとその場で日本の古書業界を左右する
重要な取り決めが決定されているのだわ・・
と(勝手に(笑))想像して、ドキドキしてしまいます

ところで本日は、こちらの素敵な桜色のフリーペーパーを
ご紹介させていただきます。東京古書組合のフリーペーパーで、
このたび新しく始まったのだそうです!

中を開きますと、
東京都内で開かれる古書販売会の日程カレンダー(←古本好きは必須!:hoshi1:)、
東京古書組合の歴史、都内3ヶ所にある古書会館のご案内、
加盟店の古本屋さんのシリーズ・エッセイ(今号は「流浪堂」さんと「水中書店」さん)、
となっております。

見開きになっていますので、開いて貼ればポスターにもなります。
折って持ち歩くのも可、開いて店頭などに貼るのも可という、優れモノですね!

このフリーペーパーは、神田の古本屋さんの店頭などにも
少し置いてあるようですが、
確実に ゲットできるのは東京古書会館1Fだそうです。
皆様これを機に、ぜひ日本の古書業界の総本山・東京古書会館まで
足を運んでみてはいかがでしょうか!
古本の即売会もよく行われておりますので、その際には気軽にどなたでも
お越しいただけますよ即売展最新情報

そして東京古書組合では、ぜひ多くの方の加入をお待ちしております!
ご興味がおありのかたは、こちらの概要をご覧のうえご検討下さいませ、
どうぞよろしくお願いいたします
東京古書組合に加入するには


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(続きです)
森田藻己は、弟子に常々、
「銘はあまり早く入れないようがいい。
 後で若い時の作品を見て、恥しい思いをすることがあるからなあ」
ともらしていたといいます。
(「根付-江戸細密工芸の華」日本根付研究会二十周年記念出版 より)

今回深井藻壽氏のご遺族にお譲りいただいた、藻壽作品のほとんどが、
無銘のままでした。
ひょっとすると上記の師の言葉が頭にあったのかもしれません、
すなわち自分が納得のいかなかった作品には
藻壽さんは銘を入れたくなかったのでは・・
という考えが頭をよぎります。

さて、「深井藻壽」最終回の本日は、
今回の買取りでお譲りいただいた中でも数少ない、
銘が入った作品をいくつかご紹介させていただきます。

 

にこやかな笑みが福々しい、鯛に乗った恵比須様の根付です。
銘は「基寿」です。 

 

———————————— 

 

般若と狐の帯留めです。

こちらも「基寿」銘。
ご遺族のかたによりますと、藻壽さんは故郷の長野に帰られてからは
農民美術(大正から昭和の初期にかけて洋画家として活躍し、
上田市とも関わりの深い山本鼎が、農閑期の仕事として全国の農村へ広めた
木彫りの工芸品)の制作に携わっておられたのだそうです、
上の帯留めもその作品の一つと思われます。

 

下の写真は、ご遺族のお宅に飾られていた藻壽氏の農民美術の作品です、
写真だけ撮らせていただきました。

銘は「基じ」となっています。

 

 

晩年のお話です。
こちらの栗の根付は、もとは無銘だったそうですが、
ご遺族のかたに「銘を入れてほしい」と請われたため、
晩年に「藻寿」の銘を入れたのだそうです。

藻壽氏が若い頃の、例えば前回の記事でご紹介したような銘と比べますと
その差は歴然としており、切なさをおぼえますが、
なにぶん亡くなられたのは87歳のご高齢、
そう考えるとじゅうぶんすごいのかもしれません。

しかし、世が世なら、時代が違えば・・
根付に高い需要があり、藻己のような天才のもとでじっくりと修行に励み、
その後も研鑽し続けることができる環境にもし恵まれていたら・・
藻壽氏によるどれほど素晴らしい根付の作品群が生まれていたかもしれない、と、
ついつい考えてしまいます。

最後になりますが、このたびは藻壽氏のご遺品をお譲り下さり、
また藻壽氏の記事を書くことを快く承諾して下さったご遺族のかたに、
心から御礼を申し上げます。本当にどうもありがとうございました。
このようなつたないブログで大変恐縮ではございますが、
今回の記事をネットに上げることで、
最後の藻一派のうちのお一人と思われる藻壽氏の軌跡を
少しでも記録に残すことができれば・・と願ってやみません。


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(続きです)

今回お譲りいただいた中でも非常に興味深かったのが、
深井藻壽が実際に使っていた印です。
「深井」「ふか井」「藻壽」など数種類ありました。

蓋を開けると、白檀のなんとも良い香りが漂います。

 

側面に、藻壽の銘が彫られている物があります。
こちらは年代も特定できます、「庚辰(かのえたつ)」というのは
昭和15年だそうです。
・・これを手のひらに載せて初めて見たとき、
その文字の細かさと美しさに思わず息を呑みました、
当時の藻壽の、彫り師としての力量が伺えます。
画数も多い難しい字を、こんなに小さく美しく彫れるなんて、
一体どれほどの技術を要するのでしょう・・

 

こちらの印も年代が特定できます(画像では見づらいですが:ase1:)、
「戊寅(ぼいん)」と彫られており、これは昭和13年だそうです。
そしてよく見ると、こちらの印には「藻壽刻」ではなく
「壽藻刻」と彫られているんですね!
最初の「藻壽」印が昭和15年の物ですから、
「藻壽」と名乗る前に、「壽藻」と名乗っていた時期もあったのでしょうか。

(続きます。次回最終回です。)


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